過去ログ - 末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」 (旧タイトル【BとYとK】)
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◆54DIlPdu2E
[saga]
2015/03/16(月) 21:52:44.17 ID:/hCDD+UR0
野獣「終わったようだな。口には合ったか?」
末妹「ごちそうさまでした。本当に美味しかった……」
次兄「うちも小金持ちだけど、こんな料理は滅多に食べられないや」
以下略
27
:
◆54DIlPdu2E
[saga]
2015/03/16(月) 21:53:46.02 ID:/hCDD+UR0
野獣「切り花となったからには、そばに置いて可愛がってくれ。気に入ってもらえて嬉しいよ」
末妹(…あ、今、笑った……?)
次兄「俺は貴方の体毛とガチムチ巨体が大のお気に入りです!!」
以下略
28
:
◆54DIlPdu2E
[saga]
2015/03/16(月) 21:54:34.27 ID:/hCDD+UR0
次兄「料理人姿の、二足歩行の穴熊だ」
次兄「アナ『グマ』とはついているがイタチの仲間、とは言えどっしり感と獣臭は捨てがたいものがある」
次兄「…やや年老いているが標準より大柄で固太り、かなりいい感じだ」
以下略
29
:
◆54DIlPdu2E
[saga]
2015/03/16(月) 21:55:41.68 ID:/hCDD+UR0
次兄「!!」
次兄「来やがった! 直球が来やがった!!」
狼の執事「わたくしが執事です、末妹様。我々はかつて森の野生の獣でしたが……」
以下略
30
:
◆54DIlPdu2E
[saga]
2015/03/16(月) 21:56:12.16 ID:/hCDD+UR0
次兄「…しかし、誰一人として俺には挨拶がなかったのだが?」
執事「主人から云い付けられました」
執事「何やら呟きつつ粘っこい視線を向けてくる少年の存在は空気と思え、と」
以下略
31
:
◆54DIlPdu2E
[saga]
2015/03/16(月) 21:58:02.36 ID:/hCDD+UR0
※ ※ ※
……さて、これから語られますは、『美女』…将来の美女、今はまだ美少女、とでも言うべきでしょうか。
その彼女と、人語を話し魔法を使う不思議な『野獣』、そしてもう一人……少しばかり歪な意味での『獣好き』な
(今の時代ならばもう少し別の呼び方もあるのかもしれませんが)少年。
以下略
32
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/03/16(月) 23:27:53.26 ID:FGWwRLjAO
ほほう面白そうじゃないか
元ネタの方は、最後野獣が人間になるのに納得いかなかった
野獣の方がカッコいいしモフモフなのに…
33
:
◆54DIlPdu2E
[saga]
2015/03/17(火) 20:58:59.47 ID:iZ/i7oO80
末妹と次兄がいなくなって数日過ぎた、商人の家。
次姉「どうかしら、新しい髪形。黒髪が肌の白さを際立たせるように、ってお願いしてみたんだけど」
長姉「なかなかいいわ。私の髪型はどう?」
以下略
34
:
◆54DIlPdu2E
[saga]
2015/03/17(火) 21:00:05.84 ID:iZ/i7oO80
次姉「あら、兄さん、お出かけ?」
長兄「商談に行って来る」
長姉「一人で? お父さんは?」
以下略
35
:
◆54DIlPdu2E
[saga]
2015/03/17(火) 21:01:21.88 ID:iZ/i7oO80
長兄「任せたよ」
長兄「あと行き掛けに馬を知人に預けてくる」
長兄「しばらく遠出する用はないし、構ってやる時間が取れなくて可哀想だからな」
以下略
36
:
◆54DIlPdu2E
[saga]
2015/03/17(火) 21:02:17.67 ID:iZ/i7oO80
そのころ、野獣の屋敷では。
野獣「ここに少しは慣れたかね、末妹」
末妹「野獣様。ええ、野獣様も、執事さん達も親切にしてくださいますから」
以下略
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