118:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 00:56:24.73 ID:pI+2U8Ob0
姉「……弟くん」
男「来たよ……僕はここまで来た」
姉「また……こうして会うことができるなんてね」
119:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 00:56:55.96 ID:pI+2U8Ob0
姉「懐かしい……」
男「ちょ……くすぐったい」
姉「ずっと……ずっとこうして触れたかった」
120:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 00:57:25.13 ID:pI+2U8Ob0
男「聞きたくない……僕もずっとここにいたい」
姉「私はもうすぐいなくなるよ?」
男「どうして!」
121:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 00:57:59.83 ID:pI+2U8Ob0
姉「私のためにいろんなことを頑張ってくれた弟くんは」
姉「たくさんのことを覚えて」
姉「たくさんの人の夢を叶えて」
122:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 00:58:29.92 ID:pI+2U8Ob0
男「僕はもう……ひとりには戻りたくない」
姉「弟くんの周りには素敵な理解者がたくさんいるよ?」
男「……知ってる」
123:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 00:58:57.59 ID:pI+2U8Ob0
姉「最後にもう一度だけ弟くんに触れたい」
男「最後なんて言わないでよ……」
姉「ふふっ……」ギュッ
124:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 00:59:40.45 ID:pI+2U8Ob0
男「姉ちゃん……」
姉「私は……私はずっと……」ザザッ
男「……うん」
125:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 01:00:14.32 ID:pI+2U8Ob0
僕は姉ちゃんの瞳を見つめた
全身から溢れる光の粒子が
静かに拡散していく
126:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 01:03:45.08 ID:pI+2U8Ob0
姉「弟くん……ありがとう」ザザッ
姉「愛してくれて………」ザザザッ
姉「私も……大好き」
127:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 01:04:16.15 ID:pI+2U8Ob0
風が吹いて
姉ちゃんのかけらは一斉に空へと舞い上がり
まるで粉雪のように
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