99:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 00:28:20.55 ID:pI+2U8Ob0
緊張感ならある
不安だってある
でも高揚感のほうがそれを上回っていたんだ
100:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 00:30:07.39 ID:pI+2U8Ob0
研究員「カウントダウン開始」
生徒 「3……2……1……」
教授 「……」ゴクリ
101:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 00:31:26.90 ID:pI+2U8Ob0
些細な冗談だったが
これでオペレータ側で何か異常が検知されたとしても
僕が我慢さえすれば実験は止まらない……はずだ
102:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 00:32:21.94 ID:pI+2U8Ob0
真っ暗だった
宙に浮いているような感覚が全身を包む
103:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 00:33:11.32 ID:pI+2U8Ob0
おそるおそる身体を見るとそこにデバイスはなく自分の手足がある
僕は手のひらを見て指を動かした
タイムラグもなく現実のそれと変わらないように動く
104:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 00:34:09.73 ID:pI+2U8Ob0
こんな……
こんな真っ暗で何もない空間が
姉ちゃんの住んでいる世界……
105:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 00:34:50.30 ID:pI+2U8Ob0
どれくらいそうしていたのだろうか
長いと思っていたのは自分だけで
ひょっとしたら僅かな時間だったのかもしれない
106:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 00:36:04.34 ID:pI+2U8Ob0
何もなかった空間に変化が訪れた
たくさんの光の粒が天空に散らばる星々のように煌めいて
やがて集まって形を作った
107:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 00:37:04.82 ID:pI+2U8Ob0
それは映像だった
育った家のリビング
108:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 00:37:38.14 ID:pI+2U8Ob0
今度は流星が集まって
別の映像を作った
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