279: ◆8XBv688BM7pK[saga]
2015/03/26(木) 22:31:58.28 ID:1Q/i03PvO
それでも体は満足していない。手で肩を揉みほぐし、瞼を擦ることで目は冴えてきた。
部屋に入ってきた口うるさい母を適当にあしらってから追い出すと、再びベッドに潜る。
目を瞑ると昨日の惨状が頭に浮かんできた。バラバラに弾けとんだウルフハート、全身の皮をはがされた俺子、特にその二人の顔は特にはっきりと浮かんだ。
それらが過ぎ去った後に浮かんだのは、最悪の想像。
もし自分がネズミをとらえていたら。
テストの時はあまり考えてなかった。でも一歩間違えればネズミの爆発で死んでいたのはもしかしたら心の方だったのかもしれない。
魔法があれば死なないが、爆発することを知らないでいたら、きっと魔法は使わなかっただろう。
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