過去ログ - 魔法少女育成計画anchor
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302:予告通り投下だけ ◆8XBv688BM7pK[saga]
2015/03/28(土) 23:14:52.29 ID:gf7TQQCSO
問題があるとすれば応は高いところが苦手という所だろう。四階以上の高さだとどうしても足がすくむ。それが魔法少女の時でもだ。建物の上を跳び、駆ける自分の姿を想像して、早くも足が震えてきた。テストの不安も手伝ってさらに恐怖は増していく。


「……」


しかし、それでもやっぱり行かなければならない。親がどうとか、高いところが嫌だとか、言ってる場合ではないのだ。


おもむろにトトに変身する。トトは鏡の前にたつと、静かに自分へのエールをかけた。


トトの魔法は応援による強化だ。身体能力の向上の他、精神が安定し心を落ち着ける効力もある。自分への応援は他人への応援ほど効力がないが、それでも少しは落ち着けた。


「よしっ!」


頬をぴしゃりと張り、自らを奮い立たせる。


高いところがなんだ、親がなんだ。応はもう中学生で、立派な魔法少女の一人なのだ。そんなことで怖じけずいてはいけない。ただ仲間と話をしてくるだけなのだ。恐れる事はない。


大声でそう言うと、母がすっ飛んできて何が起きていたのか詰問されそうになったが、なんとか誤魔化した。


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