434: ◆Og3LtLVi5H27[saga]
2015/06/13(土) 00:44:14.91 ID:WQB/Tr+FO
「……」
それにしても明るい。前回同様、廃村はライトで照らされていた。
虫のような羽の付いたライトが上空から廃村を余すところなく照らしている。ふよふよと浮かぶライトはなんだか少し不気味であった。魔法の国で作られた製品なのかもしれないが、ブンブンと羽音がうるさい。
視線を空から反らし、端末を開く。メールではかつて役所として使われていた建物を待ち合わせ場所として指定していた。
そこに向かうと、前回の舞台であった廃校同様、その役所だけ電気がついていた。毎回どこから電気を持ってくるのだろうとクロースは不思議に思う。
パッと見は只の日本家屋の様相であった。その辺に建っている家より少し大きい程度の差しかない。これも他の建物と同じくボロボロだった。
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