486: ◆Og3LtLVi5H27[saga]
2015/07/14(火) 00:09:30.66 ID:M36iDffDO
それに続いて奈都の一派もゾロゾロと出ていく。クロースに言葉を投げ掛けていく者も、何人かいた。
「あの、一人は不安かもしれないですけど、頑張ってください」
トトが声援を送ってくれた。
「困ったことがあればすぐよんでくだサーイ!scramble駆けつけるネ!」
「正義は必ず勝つッスよー!」
クレイスティアとDARKNESS娘が元気一杯に声を弾ませる。
最後に奈都と二、三言葉を交わし、全員が去った。
さて、自分も行こう。外に出ようとする。どこに隠れようか、どうすれば一番自分に有利か、考えながらだったからか、突然かけられた声に思わず飛び上がった。
「あ、す、すいま、せん。お、驚かせ、ちゃいました、か?」
ミニチュアールだった。てっきり奈都に付いて出ていったかと思っていたのに。
驚いた気恥ずかしさを誤魔化すために、語気を強めてミニチュアールを睨む。
「なに?」
それがいけなかったらしい。竦み上がったミニチュアールは体を小さくして、蚊の鳴くような声で「何でもありません」と言ってそそくさと去っていった。
何だったのだろう。しかし直ぐに興味が失せたので、クロースも彼女たちの後に続く形で出ていった。
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