4: ◆KalAsNXPcs[sage]
2015/03/18(水) 10:48:40.76 ID:GRfcXm90o
自室に戻り昨晩の報告書を書き始めると、扉の外から朝霜の声が聞こえた。
気負い立った早口で、出撃前の挨拶に来たと言っている。
戸を開けると、朝霜が立っていた。
「ごめん、時間がないからもう行かなきゃ。触雷の傷、ゆっくり治すんだよ」
朝霜は、響の触雷後も進撃を続けている自隊に追いつかなければならなかった。
急き立てられるようにそう告げた朝霜の、暗い決意を宿した眼を響は見つめ返す。
響の万感の想いを瞳に見て取り、何気なく俯いた朝霜の視線は、
響の手にある果実に留められた。
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