過去ログ - まこ「それ、もらってもええかのう?」久「自分のがあるでしょ」
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6: ◆FYW.3i5lks[saga]
2015/03/18(水) 19:22:06.57 ID:Az7vDE1k0

久「……そっちこそ、なにしてるの?」

まこ「あんたがあんまり遅いから見て来いってせっつかれてのう……邪魔したか?」

久「大丈夫、待たせちゃってごめんなさいね……みんなは?」

まこ「門の方で待っとるよ……あんたも3年間通ったんじゃ、いろいろあるじゃろ? ……ひとりで振り返りたいこととかも、のう」

久「ん、まぁね……でも、そろそろひとりも寂しかったし……ちょっと部室見て行ってもいいでしょ? 付き合ってよ」

まこ「はいよ……それじゃあ、お供させてもらうかのう」

扉を開けて、中に入る……相変わらずの広い部屋だ。 私ひとりから、6人に増えた今でもちょっと広すぎるくらいだ

……今日で、私が抜けるから5人の部室になるんだけど

久「……今ね、ちょうどまこが来た頃のこと思い出してたのよ。 ずっとひとりだったから、ほんとにうれしくってね……あの日のことは、よく覚えてるわ」

まこ「わしもよく覚えとるよ……たったひとりの先輩がアホみたいにテンション高くてのう……お茶やらお菓子やら大量に出てくるし、下校時間ギリギリまで引き留められるし……」

久「……私、そんなに酷かった?」

まこ「いんや、生徒議会長就任してしっかりした人なんじゃろうと思っとったけど……かわいいところがあって親しみが持てるなぁと」

久「……まあ、それならいっか」

まこ「ふふ……そのあとはあんたと1年間ふたりっきりじゃったのう」

久「そうね……ね、まこ」

まこ「なんじゃ?」

久「……ごめんね、満足に麻雀打てる環境も作れなくって」

まこ「そんなん、気にせんでええよ……麻雀自体はうちで打てたしな」

久「あの1年は放課後はRoof-topに入り浸ってたわねぇ……」

まこ「なかなかの優良店じゃったろ? プロ雀士も通っとるぐらいじゃしな」

久「靖子だけどね……まあ、看板娘もかわいいし? ほんとにメイド服着はじめた時はびっくりしたけど」

まこ「……趣味と実益を兼ねておったからなぁ……風船配ったり、なんだかんだあんたの案は当たったのう」

久「でしょ? もし私が路頭に迷ったら拾ってね?」

まこ「あんたならそんな事態にはならんじゃろ」

久「ま、優秀ですからねー」




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