15:名無しNIPPER[sage]
2015/03/19(木) 23:38:22.19 ID:qw4peclc0
時はもう日が沈みかけている。この季節は日の出ている時間がバラバラでこの日は沈むのが少し早い。
広間は重々しい空気に満ちていた。
中央には遠視石、そして映像を大きく映し出すために巨大な水晶が準備されている。
皆が固唾をのんでその水晶を囲んでいる。その一番前にいるのは王女、
どうか、どうか何事もありませんように。もしかしたら魔物は北の森を通り抜けただけかもしれない、たまたま近くを通っただけかもしれない、そんな期待を抱きながら遠視石がつながるのを待つ。
「つ、つながりました!」
声が広間に響く。全員が自然とこわばる...........
「水晶に映像を映します!!」
映像が映し出された。そして全員が息をのんだ
惨状だった...............
暗くなり始めた景色に建物を焼く炎がごうごうと燃え盛っていた。
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