62: ◆tdNM0cwS6s[saga]
2015/03/29(日) 23:36:59.68 ID:ggOwgwYm0
コンコン....
静まり返っていた部屋に控えめなノックの音が響く。
その音にハッとする、
王女「ど、どうぞ」
侍女「失礼します、王女様、おはようございます」
王女「おはよう...........」
入ってきたのは王女専属の侍女。
栗色の髪と目をしており、気さくな性格で誰にでも明るく接する。
彼女の前では王女もすこし気楽になれる。
侍女「昨夜はよく眠れましたか?」
侍女はそう言いながら慣れた手つきで部屋のカーテンを開けたり花瓶の水を替えたりする。
王女「え、えぇ........」
王女の曖昧な答えに侍女が敏感に反応する。そして顔を覗き込み、
侍女「あ!王女様、ほとんど寝てないでしょう!くまができいています!」
王女「大丈夫よ、それに、二人だけの時は『王女様』なんて言わないでっていってるでしょう」
侍女「では、姫様、昨夜はよく眠れたようで?」
侍女がすこし嫌味を込めて言う
王女「ほんとに大丈夫だってば」
侍女「だめですよ?睡眠不足は女の敵です、体を壊したりでもしたらどうするんですか」
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