過去ログ - 宗介「こちらウルズ7、これよりソードアート・オンラインにリンクスタートする」
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2: ◆kSJ7Pa2ibE[saga]
2015/03/18(水) 22:04:56.89 ID:gx39Yn+G0
―メリダ島・ミスリル トゥアハーデダナン戦隊基地―

基地の中にあるその部屋はこの基地では上等の部類に入る。雨漏りなどは無く、床はコンクリートやタイルなどではないフローリングだ。更に、壁紙なども貼ってある。

その部屋の中央。ソファーに座らせられていた宗介は少し窮屈な思いをしていた。

なぜなら、彼の目の前にはこの戦隊の最高責任者であるテスタロッサ大佐が座っていたからだ。更にその脇にはカリーニン少佐が直立不動の体勢で立っていた。

テッサ「相良軍曹。あなたに任務があります」

宗介「任務でありますか?」

テッサ「そうです。まずはこれを」

テスタロッサ大佐は相良軍曹に一枚の紙を渡した。そこにはカラーで刷られたどこかの風景が印刷されている。驚くほど緻密に描かれているその風景はまるで現実にあるのではないだろうかと思える程だ。

なぜ、それが現実に無いと言えるかというとその光景はあり得ないからだ。

木々の覆い茂る森の上に浮かんでいるのだ城が。その城が、どれほどの大きさがあるのか分からない。

城の下には『SWORD ART Online』とかかれている。

テッサ「それはVRMMOと呼ばれるゲームです。世界初となる仮想現実にダイブできる大規模RPGゲームです」

宗介「そのゲームが何か問題でもあるのですか」

テッサ「ええ、方法は不明ですが情報部からこのゲームで何らかの形でテロに近しい行為が発生するそうです」

宗介「テロですか?」

テッサ「ええ。詳しい事は分からないの。それに、今までとは勝手が違うわ。行くのは架空世界。現実の体はここに置いていくの。相良軍曹、それでも行ってくれます?」

宗介「ご命令ならば!」

テッサ「ありがとう。じゃあ、カリーニンさんよろしくお願いします」

カリーニン「そういうことだ、軍曹。私もネットゲームというものはよく分からない。しかし、テロの情報がある以上行かなければならない。軍曹、これはゲームだが遊びではない。今までの戦場とは違うぞ」

宗介「承知しました」



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