過去ログ - 【艦これ】三日月「もっと……もっと頑張らないと……私は」電「……三日月ちゃん」
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199: ◆jz1amSfyfg[saga]
2015/05/13(水) 01:38:53.94 ID:z7U7q1v60

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三日月「お、美味しかったです!」

 自然と出てしまった言葉だった。草むしりが終わって、司令官が作った朝ごはんを食べ終わった直後のことだ。

金剛「私もビックリデース……まさかここまで美味しいなんて……」

電「電も、正直あんまり期待はしていなかったのですが、とっても美味しかったのです!」

提督「電さりげなくひどくない?」

提督「まぁ、提督になる前は家で自炊して弟に食べさせていたからな。自然と料理の腕も上達したって事さ」

三日月「この前弟さんがいるっておっしゃっていましたね」

提督「あぁ、少し歳は離れてるんだけどさ」

金剛「提督の弟さん……ということはいずれ私の義弟になるかもしれませんネー!」

提督「おう、そうだね。なれるといいね、うん」

金剛「朝からドライな返答に私ちょっぴりショックデース!!」

提督「ショック受けてる人の声のトーンじゃないな」

電「でも、司令官さんがご飯を作っていたって事は、司令官さんのお母さんかお父さんはあまり料理が得意な方ではなかったのですか?」

提督「いや、二人とも料理はすごく得意な人だったぞ」

提督「俺が自炊を始めたのは、ちょうど一年くらい前からだ」

提督「二人とも、亡くなったんだ。俺が料理を始めたのはそこからだな」

金剛「……Oh……」

電「……ご、ごめんなさいなのです……変な事聞いてしまって……」

提督「あぁ、大丈夫だよ、気にすんな。今は戦争中だ……仕方ない事さ」

三日月(……一年くらい前、か……)

提督「弟もちょくちょく手伝ってくれて、最近では料理できるようになってきたんだ。今は俺が提督になったから離れ離れになったけど、その点はあまり心配はしてないよ。あいつは優秀な奴だからな! 一人でもうまくやっているさ」

 弟さんの話をする司令官は、どこか誇らしそうだった。

三日月「戦いを、早く終わらせないと……ですね」

提督「あぁ、それもそうだ」

提督「けど、今日は休みの日だ。みんなあまり気張らずにゆっくり身体を休めるんだぞ? 特に三日月」

三日月「そ、そんなに私って無理しているように見えますか?」

一同「「「うん」」」 コクリ

三日月「え、えー……」



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