過去ログ - 【艦これ】三日月「もっと……もっと頑張らないと……私は」電「……三日月ちゃん」
1- 20
309: ◆jz1amSfyfg[saga]
2015/07/25(土) 07:01:34.53 ID:E+6N1SlS0

電「……落ち着きましたか?」

三日月「はいっ。ありがとうございましたっ」

電「これくらい、お安い御用なのです」

電「もう、両腕も動くようになりました。電、完治なのです」

三日月「……ごめんなさい」

電「大丈夫なのです。さっきも言った通り、三日月ちゃんが気を病むことはないのです」

三日月「そ、そんなこと……無理ですよ」

三日月「……電ちゃんは……た、大切な友達ですから! だから……その……ごめんなさい」

 電ちゃんはこう言ってくれているが、やはりそう簡単には罪悪感は消えない。私はめんどくさい性格なのかもしれない。
 なんて言っていいかもわからず、とりあえず謝ってしまう。当然それだけではダメだと思っている。これが私の悪い所の一つなのかもしれない。すぐに謝ってしまう事が。

電「ふふ、大切な友達って言ってくれるだけで、電はもう満足なのです。だから、もう気にしないでください」

三日月「……うん」

電「では、そろそろ……戻りましょうか」

三日月「…………」

三日月「い、電ちゃん!」

電「はい、なんですか?」

三日月「実は……お話があるんです」

三日月「ずっとずっと、内緒にしていた、私の……犯した罪のことです」

電「……やっと、話してくれるんですね。三日月ちゃん」

三日月「はい」

三日月「……もう、私は……迷いません。怖がりません」

三日月「全部、全部話します。その結果が、どんな形になっても、私は後悔しません」

電「……私は、三日月ちゃんが何かを抱えていることは予想していました。以前、問題を起こしてしまったとも聞いていましたし、本当の事を言うと、ほんの少し、夕立さんに聞いてしまいました」

三日月「……」 ギュ

電「でも、待っていました。……あなたが直接、話してくれる時を……」

三日月「……あの話をちょっと知っていたのにも関わらず、電ちゃんは私のために怒ってくれたんですね」

電「……はい」

三日月「……っ」 ギュ

三日月「……電ちゃん。最初に一言……言わせて?」

電「……うん、いいですよ」

三日月「……ありがとう。……大好きです」 ニッコリ

電「……電もなのです」 ニッコリ

 そして私は、語り始めた。
 過去に犯した罪の話を――



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
671Res/493.65 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice