過去ログ - 【艦これ】三日月「もっと……もっと頑張らないと……私は」電「……三日月ちゃん」
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◆jz1amSfyfg
[saga]
2015/07/25(土) 07:01:34.53 ID:E+6N1SlS0
電「……落ち着きましたか?」
三日月「はいっ。ありがとうございましたっ」
電「これくらい、お安い御用なのです」
電「もう、両腕も動くようになりました。電、完治なのです」
三日月「……ごめんなさい」
電「大丈夫なのです。さっきも言った通り、三日月ちゃんが気を病むことはないのです」
三日月「そ、そんなこと……無理ですよ」
三日月「……電ちゃんは……た、大切な友達ですから! だから……その……ごめんなさい」
電ちゃんはこう言ってくれているが、やはりそう簡単には罪悪感は消えない。私はめんどくさい性格なのかもしれない。
なんて言っていいかもわからず、とりあえず謝ってしまう。当然それだけではダメだと思っている。これが私の悪い所の一つなのかもしれない。すぐに謝ってしまう事が。
電「ふふ、大切な友達って言ってくれるだけで、電はもう満足なのです。だから、もう気にしないでください」
三日月「……うん」
電「では、そろそろ……戻りましょうか」
三日月「…………」
三日月「い、電ちゃん!」
電「はい、なんですか?」
三日月「実は……お話があるんです」
三日月「ずっとずっと、内緒にしていた、私の……犯した罪のことです」
電「……やっと、話してくれるんですね。三日月ちゃん」
三日月「はい」
三日月「……もう、私は……迷いません。怖がりません」
三日月「全部、全部話します。その結果が、どんな形になっても、私は後悔しません」
電「……私は、三日月ちゃんが何かを抱えていることは予想していました。以前、問題を起こしてしまったとも聞いていましたし、本当の事を言うと、ほんの少し、夕立さんに聞いてしまいました」
三日月「……」 ギュ
電「でも、待っていました。……あなたが直接、話してくれる時を……」
三日月「……あの話をちょっと知っていたのにも関わらず、電ちゃんは私のために怒ってくれたんですね」
電「……はい」
三日月「……っ」 ギュ
三日月「……電ちゃん。最初に一言……言わせて?」
電「……うん、いいですよ」
三日月「……ありがとう。……大好きです」 ニッコリ
電「……電もなのです」 ニッコリ
そして私は、語り始めた。
過去に犯した罪の話を――
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