過去ログ - 【艦これ】三日月「もっと……もっと頑張らないと……私は」電「……三日月ちゃん」
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31: ◆jz1amSfyfg[saga]
2015/03/21(土) 02:04:55.06 ID:hD5JILxZ0

電「変な事言ってるのは……電が一番分かっていることなのです」

電「けど、電は……あまり戦いたくはないのです。沈んだ船も……できれば助けたいのです」

電「……それが“人類の敵”である、深海棲艦であってもなのです」

三日月「……」

 この時、私は改めて理解した。電さんは、優しすぎるんだって事を。
 どう答えればいいか、すぐには頭に浮かばなかった。聞かれたことが無かったから。そんなこと、誰かから聞かれるとは思っていなかったから。

三日月「私は……電さんの言っていることは……おかしいとは思いません」

 だからこそ、私は素直に伝えた。

三日月「だけど、私達は……深海棲艦を倒すために造られた存在です。私達が戦わなければ、人類は制海権を奪われてしまいます」

電「……はい……」

三日月「私は、個人的に深海棲艦へ恨みは今のところありません。ですが、家族が乗っていた船を深海棲艦に襲撃され、家族を亡くした人だって世の中にはいたりします」

三日月「今もどこかで、深海棲艦が人類を脅かしているかもしれません。私達はそんな人類の、希望の光なんです」

三日月「だから私は、負けたくはありません。……戦いなんですから」

電「……やっぱり、電が言っていることは間違っ――」

三日月「けど、電さんが言っていることを私は間違っているなんて思いません。いや、思いたくありません」

 ギュ

電「み、三日月ちゃん……」



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