60: ◆6n.u3HEATSX6[saga]
2015/03/20(金) 11:28:19.49 ID:cc1bcULEO
莉子「え？刺さって…」
莉子「嘘…」
さくり、と何かが刺さる音がしてタラタラと暖かいものが頬を流れた。
61: ◆6n.u3HEATSX6[saga]
2015/03/20(金) 11:35:24.98 ID:cc1bcULEO
莉子「いや…」
莉子「痛い…痛いよお…」
こめかみから強烈な痛みが全身を駆け巡っる。
62: ◆6n.u3HEATSX6[saga]
2015/03/20(金) 11:44:42.91 ID:cc1bcULEO
不意に、痛みが消えた。
そうしたら、なんだかとってもふわふわして気持ち良くなって来た。
顔が、だらしなく緩んだ。
63:名無しNIPPER[sage]
2015/03/20(金) 11:47:19.75 ID:TrlHNCTyo
あい
64:名無しNIPPER[sage]
2015/03/20(金) 11:55:08.53 ID:e+/vXOgAO
すこやん怖い
65:名無しNIPPER[sage]
2015/03/20(金) 11:56:54.48 ID:X9XtiNeIO
すこやんこっわ
66: ◆6n.u3HEATSX6[saga]
2015/03/20(金) 12:21:18.36 ID:cc1bcULEO
最初はなんか大きめの紙飛行機がふわ〜っと飛んで来たんだよね。
ちょっと緑味がかってたかな。
とにかくその紙飛行機はフラフラと私たちの方に飛んで来て、莉子ちゃんの頭にコツンって当たったんだよ。
67: ◆6n.u3HEATSX6[saga]
2015/03/20(金) 12:27:36.83 ID:cc1bcULEO
そしたら、急に…
莉子ちゃんは手の平を顔に向けた途端、白目を剥いて叫びだしたんだ。
ちょうど決勝戦が終わった後だったからロビーには人が沢山いて、みんな、こっちを向いていた。
68: ◆6n.u3HEATSX6[saga]
2015/03/20(金) 12:42:12.91 ID:cc1bcULEO
しかし、動きは激しくて、私は顔を蹴られた。
痛かったけど、必死に足を抑えてた。
誰かが救急車を呼んでくれたのか、何処からかサイレンの音が聞こえて来た。
69: ◆6n.u3HEATSX6[saga]
2015/03/20(金) 12:55:08.22 ID:cc1bcULEO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
結局、莉子ちゃんの意識はそのあとも戻らなかった。
70: ◆6n.u3HEATSX6[saga]
2015/03/20(金) 13:15:23.29 ID:cc1bcULEO
莉子ちゃんは、夜になるとたまに一瞬だけ意識を取り戻すらしい。
目をかっ、と見開いて、痛い！死んじゃう！と叫ぶらしい。
終わることの無い悪夢を見ているのだろうか？
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