過去ログ - Ｐ「雪歩、俺と遊園地に行ってくれないか？」
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51:名無しNIPPER
2015/03/20(金) 00:08:54.42 ID:LkFwdcAk0
P（……結局、たっぷり時間を掛けて俺と雪歩は弁当を食べさせ合った）

P（もちろん、道行く人々の生暖かい視線を浴びながら。恐らく、大多数の目にはバカップルとして認識されていただろう）

P（実際は違うんだけどな）ｼﾞｰ
以下略


52:名無しNIPPER
2015/03/20(金) 00:09:21.94 ID:LkFwdcAk0
P「言えるようになったら、いつでも言ってくれ。待ってるからな」ﾆｺｯ

雪歩「はっ、はい」

P「それじゃあ、行こうか。腹ごなしに色々散策しよう」ｽｯ
以下略


53:名無しNIPPER
2015/03/20(金) 00:09:54.75 ID:LkFwdcAk0
P「――お。あれ、乗ってみないか」

雪歩「え？　あ、自転車ですか？」

P「そうそう。軽い運動もしたいし、ちょうどよさそうだ」
以下略


54:名無しNIPPER
2015/03/20(金) 00:10:31.07 ID:LkFwdcAk0
雪歩（あれ。でも……）ﾊﾀ

雪歩（あのアトラクション、ホームページに“カップルにもオススメ”って書いてあったような）ｶｧｧ

P「何かあったか？」
以下略


55:名無しNIPPER
2015/03/20(金) 00:11:07.83 ID:LkFwdcAk0
P（それからも、ゴーカートやコーヒーカップなどのアトラクションや、フードコートでの買い食いをして時間を過ごした）

P（久々の遊園地は大人になった今でも楽しかったが、そう感じられたのは、仕事でも滅多に見られない程に華やいだ雪歩の笑顔があったからだろう）

P（……そうして日が沈もうとする頃、最後に乗るアトラクションとして雪歩が希望したのは、観覧車だった）
以下略


56:名無しNIPPER
2015/03/20(金) 00:11:34.47 ID:LkFwdcAk0
P「今日は楽しかったか？　……雪歩」

雪歩「あ。名前……」

P「まあ、ここなら誰かに聞かれる心配もないしな。いつもは名前で呼んでるからな、やり辛くて仕方なかったよ」ｸｽ
以下略


57:名無しNIPPER
2015/03/20(金) 00:12:08.98 ID:LkFwdcAk0
雪歩「あの、プロデューサー」

Ｐ「ん？　どうした」

雪歩「プロデューサーは今日、楽しかったですか？」
以下略


58:名無しNIPPER
2015/03/20(金) 00:13:28.92 ID:LkFwdcAk0
Ｐ「じゃあ、雪歩が今笑っててくれて、俺も嬉しいよ」

雪歩「えへへ」ﾃﾚﾃﾚ

Ｐ「それで、雪歩は楽しかったか？　遊園地にいた割には、少し地味な一日になったような気がするけど」
以下略


59:名無しNIPPER
2015/03/20(金) 00:14:15.57 ID:LkFwdcAk0
Ｐ「まあ、楽しんでくれてたならよかった。誘った甲斐があった」

雪歩「はい。プロデューサーのお陰で、本当に楽しかったですぅ」

Ｐ・雪歩「……」
以下略


60:名無しNIPPER
2015/03/20(金) 00:14:50.66 ID:LkFwdcAk0
P「いや、ほら。遊園地入ってすぐに、雪歩が後で言うって言ってたことがあっただろ？」

雪歩「あ、いえ。そういう意味じゃなくて。私が言おうとしてたのも、そのことでしたから」

P「そうなのか？　じゃあ、悪いことしたな」
以下略


61:名無しNIPPER
2015/03/20(金) 00:15:19.81 ID:LkFwdcAk0
P「それより、雪歩の言いたいことって何だったんだ？」

雪歩「えっと、その……。今日、プロデューサーに手を引いてもらって、思ったんです」

雪歩「今日まで、ずっとこうやって歩いてきたんだなぁ、って」
以下略


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