過去ログ - 映画『艦これ』 −平和を守るために
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2015/03/20(金) 13:16:10.59 ID:xvtfjy090
 曙「いっけぇー! ……やった! 轟沈よ!」 
  
 提督「よくやった、曙!」 
  
 曙「ふんっ、こんなもんよ。私に感謝しなさい!」 
11:名無しNIPPER[saga]
2015/03/20(金) 13:17:12.89 ID:xvtfjy090
 漣「ん? ……曙、あれって」 
  
 曙「んん? ……うぁっ!」 
  
 提督「っ! どうした!」 
12:名無しNIPPER[saga]
2015/03/20(金) 13:17:55.02 ID:xvtfjy090
 提督「全員、帰投せよ! 繰り返す、全員、帰投せよ!」 
  
 曙「……皆! 帰投してって、クソ提督が……」 
  
 ドガン 
13:名無しNIPPER[saga]
2015/03/20(金) 13:19:52.96 ID:xvtfjy090
 潮「失礼します……」 
  
 提督「潮……戦況は? 曙は無事なのか? 漣も……」 
  
 潮「……轟沈です。二人とも、沈みました……」 
14:名無しNIPPER[saga]
2015/03/20(金) 13:20:33.98 ID:xvtfjy090
 私の脳裏には、今まで沈めた深海棲艦のことが、浮かんできた。その後すぐに、艦娘との日常が。 
  
  
 曙『……あんま、見ないでくれますか?』 
  
15:名無しNIPPER[saga]
2015/03/20(金) 13:21:03.70 ID:xvtfjy090
 提督「……」 
  
 私の目からは、不思議と、涙は出なかった。 
 理由はよく分からないが、涙が出なかった。 
  
16:名無しNIPPER[saga]
2015/03/20(金) 13:21:45.39 ID:xvtfjy090
 今まで優勢だった私の軍隊は、日に日に、深海棲艦に負かされていった。 
  
 とにかく、時間がなかった。鎮守府に派遣されてから、一秒たりとも無駄な時間は使わなかったが、私の胸には、まだ、余裕があった頃の鎮守府への後悔が、渦巻いていた。 
  
 ―― 
17:名無しNIPPER[saga]
2015/03/20(金) 13:23:28.98 ID:xvtfjy090
 提督「もう少しで遠征組の援助が来る! 耐えてくれ!」 
  
 飛龍「了解! ……痛っ」 
  
 大潮「わぁっ!」 
18:名無しNIPPER[saga]
2015/03/20(金) 13:25:17.56 ID:xvtfjy090
 大潮「やった」 
 ドガン 
  
 飛龍「大潮ちゃん! ……このー!」 
  
19:名無しNIPPER[saga]
2015/03/20(金) 13:25:49.34 ID:xvtfjy090
 荒潮「皆さ〜ん! 援助に来ました!」 
  
 龍驤「飛龍! しっかりせい!」 
  
 飛龍「……ああ、助けが来たね……よかっ」 
20:名無しNIPPER[saga]
2015/03/20(金) 13:26:50.64 ID:xvtfjy090
 荒潮「……提督、報告よ……」 
  
 提督「ああ、すまない」 
  
 荒潮「提督は悪くないわ……ただ、」 
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