過去ログ - 映画『艦これ』 −平和を守るために
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69:名無しNIPPER[saga]
2015/03/20(金) 17:23:33.15 ID:xvtfjy090
そして、戦闘のシーン。稚拙なカメラワークながらも、雰囲気はなかなか出ている。もちろん、深海棲艦は出てこない。

ドガン。曙の轟沈。艦娘たちの涙を誘った。そして、肝心の曙は……号泣していた。

曙「ううっ……この、クソ提督、クソ……クソッ……うっ」ボロボロ
以下略



70:名無しNIPPER[saga]
2015/03/20(金) 17:24:09.21 ID:xvtfjy090
提督「もしもし、提督ですが」

元帥「おい! 貴様は何のつもりだ?」

提督「はい?」
以下略



71:名無しNIPPER[saga]
2015/03/20(金) 17:25:46.37 ID:xvtfjy090
講堂の中にいた艦娘たちは、映画よりも、外から聞こえてくる提督の電話のほうに、意識が移っていた。

提督「鎮守府の内部を撮影した覚えはありません。マスコミの仕業では」

元帥「違う! 艦娘が、向けられるカメラに向かって手をかざしたり、ピースしたりする様子まで取られているらしい。どう考えても、貴様の仕業だ!」
以下略



72:名無しNIPPER[saga]
2015/03/20(金) 17:26:33.45 ID:xvtfjy090
何人かの艦娘は、講堂から出ていた。

夕立「……提督さん、何かあったっぽい?」

提督「……お前らの移った映像が、流出したらしい」
以下略



73:名無しNIPPER[saga]
2015/03/20(金) 17:27:18.24 ID:xvtfjy090
元帥「貴様! …まさかここまでするとは」

提督「ですから、私には何を言っているのか」

元帥「とぼけるな! これを見ろ!」
以下略



74:名無しNIPPER[saga]
2015/03/20(金) 17:27:57.31 ID:xvtfjy090
元帥「……」

提督「彼女が変な感じはしていました……私の管理不足です。申し訳ありません」

元帥「…これは、艦娘のやったことなのか」
以下略



75:名無しNIPPER[saga]
2015/03/20(金) 17:28:47.97 ID:xvtfjy090
提督「……申し訳、ありません」

元帥「良い、疑ってすまなかった。そうか、艦娘か……君は早く、鎮守府に戻りなさい。仕事が入るかもしれない」

提督「……元帥殿?」
以下略



76:名無しNIPPER[saga]
2015/03/20(金) 17:29:20.73 ID:xvtfjy090
男1「……これが、艦娘なのか」

男2「可愛い子ばっかじゃねえか」

男3「提督って、この子たちの指揮をとるんだろ……いいなぁ」
以下略



77:名無しNIPPER[saga]
2015/03/20(金) 17:30:00.80 ID:xvtfjy090
動画の流出により、世論は一変した。

ターミネーターや人造人間のような、危険生物と思われていた艦娘は、実際には、可愛らしく、人間らしい少女だった。

艦娘を世間に出すことへの反対運動の代わりに、艦娘の殺処分の反対運動が、各地で、しかも、前者よりも大規模で、行われた。
以下略



78:名無しNIPPER[saga]
2015/03/20(金) 17:30:31.41 ID:xvtfjy090
デモ隊1「艦娘も人間として、基本的人権の保障をするべきである」

デモ隊2「クローンといえども、生命を持つことに変わりはない」

デモ隊3「殺処分の判断は、理不尽この上ない」
以下略



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