過去ログ - 【咲-Saki-】やえ「牌に愛された子か……」
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25: ◆jBL8Qe1.Ns[saga]
2015/03/20(金) 22:18:17.44 ID:KIxu7xwT0

やえ「マメか……懐かしいな。私は小3の頃からマメすら出来ん」

穏乃「え?」


やえ「少し前なら、マメができるのはニワカと侮っただろう。自分にマメが出来ないと驕っただろう」

憧「やえ…」

やえ「しかし、私はマメができるまでどれほどの牌を打たなければならないか知っている。
  マメができるほどに打ち込めばどれほど成長するかを知っている。
  新子から聞いただけでは半信半疑だったが、確かに、貴様ら阿知賀女子は強敵らしい」

穏乃「もちろん! 目指すは全国、憧にだって負けない!」

やえ「せいぜい頑張れ。ただし、十年前の奇跡は二度と起こさせないぞ」

憧「てゆうか、あたしより下だったあんたが調子乗んな! 玄にだってもう負けないから!」

穏乃「私だって三年前のままじゃないやい!」

やえ「そこまでだ、店内で騒ぐな」

憧「はーい」


そこで一区切りつけて、目当ての品物を手に取って会計を済ませる。
外に出て、別れ際に、シズに一言告げる。


憧「待ってるよ、シズ。決勝で」


玄とシズが居るチームをハルエが指導する、この時点で相当な強敵。
部員が五人もすんなり集まると思えないから、おそらく宥姉も誘ってるはず。
宥姉もかなり打てたはずだから、まず間違いなく決勝には出てくるだろう。


穏乃「うん! 絶対行くから、待ってて、憧!」


自信満々、おそらく何の根拠もなく勢いだけで言っている。
それでこそシズだ。

テンションが上がったシズはそのまま走り出す。


穏乃「うおおおおお! 燃えて来たーー!」


そのまま、猛スピードで走り去るシズ。
変わらないな、あいつは。


やえ「決勝で待ってる、か。言うようになったじゃないか」

初瀬「憧の口は元からでしょう」

憧「私がヘマしてもやえがどうにかするでしょ。決勝までは余裕だって」

やえ「私任せか。これは性根を鍛え治す必要があるな」

憧「はいはい、メニュー追加なら明日にしてね。今日は流石に帰るわよ」

やえ「まったく、明日は覚悟しておけよ」

憧「お手柔らかに」


軽口を叩き合ってやえと別れる。

県予選が、もうすぐ始まる。



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