過去ログ - 【咲-Saki-】やえ「牌に愛された子か……」
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52: ◆jBL8Qe1.Ns[saga]
2015/03/20(金) 22:41:47.36 ID:KIxu7xwT0


怜「あー、びっくりしたわ。まさか小走さんがこんなところにおるとは」

やえ「驚いたのはこっちだ。千里山のエースがいきなり倒れた時は流石に慌てたぞ」

怜「ご迷惑おかけしました…うち病弱やから」コホン

竜華「そのアピールやめ」


ベンチに座って、先ほど新子が買って来た氷を入れたジュースを飲みながら談笑する。
もっとも、園城寺は座るというよりは寝ていると言った方が正しい体勢だが。

何故こいつらは人目もはばからずに膝枕をしているんだ。

園城寺は熱中症ではなく、もともと体が弱くて時々倒れたりするのが今起きただけという話だった。
ということで、氷は不要になり、仕方ないから「飲み物を冷やす」という本来の使用方法で利用している。


憧「にしても、千里山のエースと大将って言ったらもっと怖い人達だと思ってたけど、話しやすいフツーの人なんだね」

紀子「…当たり前」

竜華「あははは、そらそうやって。ちょっと麻雀が得意なだけで、個人戦常連の連中だって丸瀬さん以外はそんな怖くない」

紀子「…心外」

やえ「こいつも、見た目こそこれだが、話も分かるし、面倒見のいい奴だぞ」

竜華「いや、その見た目がな〜」

紀子「…」ギロッ

やえ「それだそれ、それが怖いと言ってるんだ」ペシッ

紀子「…痛い」


怜「まあ、卓上では怖いけどな、竜華は」

竜華「なっ!? 大丈夫やで、怖くないから嫌わんといて! お願いやから!」

怜「別に嫌ったりせんって、今は普通に勝てるから怖くないしな」

やえ「清水谷竜華に『普通に勝てる』か、これは気を付けた方が良さそうだ」

竜華「おう、警戒しとけー、セーラを押しのけて先鋒に起用された千里山の大エースや!」

憧「うわあ……お手柔らかに」

怜「それは約束できんなー」


『ときー!』


この声、江口か。
ふと気づいて時計を見ると、こちらの出発時刻が目前に迫っていた。


『バスもうすぐ出るでー!』


やえ「そっちも出発の時間か、こちらもそろそろだ。名残惜しいが、また大会でな」

竜華「春の個人戦のケリつけよな、じゃ、行くわ」

やえ「うちとやるまでに消えてくれるなよ?」

竜華「こっちのセリフや」




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