過去ログ - P「『[親の顔が見てみたい]』」
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34:名無しNIPPER[saga]
2015/03/21(土) 16:01:08.51 ID:/TWAH3LK0
月明かりだけが射す蒼い部屋の中で、きらりは抱き枕を抱えて
すやすや寝息を立てていた。
俺が入ってきたことには、全く気付いた様子もない。
きらり「…うぇへへ…P、ちゃ…んー…」
どんな夢を見ているのやら、寝言にも俺の名前が出てきている。
嬉しいと同時に、背負っているものの重さもずっしりと感じた。
これから先、生きてゆく先にどんな山坂が待っているか、誰にもわからない。
人生相談に寄せられるメールが示すように、みんな不安があるだろう。
だからこそ、手を携えて進んでゆけることがどんなに幸せで心強いか
諸星家の人々はよく知っている。
俺は、きらりと、そのご両親に出会えた幸せを
万分の一でも返せているだろうか。
精々頑張らねばならない。
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