過去ログ - 【安価】京太郎「俺、勇者になります」哩「遥かなる時の中で」【生転換＆新ジャンル】
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787: ◆3tY9LUZmV5E6[saga]
2015/04/21(火) 23:30:58.78 ID:arfU911YO
咏｢やーしっかし、凄い短い間で楽しかったなー｣

咏｢良くわかんない言葉を使ってた皆もしっかりとした言葉を話すようになって｣

咏｢魔王も倒してこれからの世の中も安心だね｣ﾆｺｯ

咏｢君に会えて嬉しいよ｣ｸﾙｯ

咏が後ろへ振り向いた瞬間の事だった。

ﾄﾞｻｯ

咏｢……え？｣

京太郎｢……どうやら死んだふりだったみたいだ｣　　

咏｢あ……え……え……京太郎？｣

咏｢ウソ…… だよね？｣

京太郎｢……またな｣

16歳になった瞬間に須賀京太郎はその命を閉ざした。

咏｢京太郎……京太郎……｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

咏｢ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！｣

京太郎の亡骸を抱える少女の耳をさくような叫びが響き渡った。

しかし……

三尋木咏の全ては少し目を離した隙に全て壊されていた。その叫びを聞いても駆けつける仲間全員が息途絶えた。

｢いい事知っちゃったな｣ｶﾂﾝｯｶﾂﾝｯ

咏｢……卑怯者｣ｽｸｯ

｢目を離した隙に、ね。分かるでしょ？｣

咏｢……さよなら｣

｢なんだ、襲いかかって来ないんだ｣

咏｢どれだけかかろうとも必ず、必ず京太郎は……あんたを倒すっ……！｣

この物語はまだ序章にしか過ぎなかった。

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