30:名無しNIPPER[saga sage]
2015/03/22(日) 00:50:19.19 ID:93mDGbqpO
あっという間に夢のような時間は過ぎ、
騒がしかった会場もゆっくりと呼吸を落ち着け、
そして熱を失っていった。
「何か、凄かったな」
「うん…」
「あれが凛の向き合ってる世界なんだな…」
「凄いよね、一人でもあんなに観客を沸かせられるなんて」
「やっぱり、あたしは凛が羨ましい。あんなに夢中になってる凛、初めて見たよ」
「私も初めて見た。凄く、楽しそうだったね」
「…あたしも、あんな風に夢中になれる何かに出会えるのかな」
「…出会えるよ、きっと」
加蓮は遠くの星を眺めている。ステージ上の凛を見るようなそんな目で。
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