過去ログ - 誠子「釣れないなぁ…」京太郎「お隣宜しいですか?」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2015/03/22(日) 19:11:42.33 ID:27cxWrl80
そして、巻き込んでしまった渋谷を守る為なら、どこまでも血生臭い道を駈け抜ける覚悟もあった。
だから亦野にとって、間の前の危険を排除するのは、朝起きて髪の癖を直すのと同じように、生活の延長線上にあるものとなんら変わりはなかったのだ。
誠子「どこまで、知ってるんですかね…」
亦野は、少し声色を落として聞いた。
誤摩化す気は毛頭無い。
京太郎「無駄ですよ。俺を殺したところで、どうせあんな幼稚な隠し方ならすぐ見付かります」
誠子(殆ど、見破れれているな…)
誠子「どうするんですか?私を、通報なさるんでしょうか?」
亦野はにわかに構えた。
京太郎「いえいえ、そんなことはしませんよ。俺はね、本当はあの人から見込みがある人が居ると言われて、あなたを訪ねたのですよ」
誠子「見込み?」
これは亦野にとって、予想外の返答であった。
当然、このことを種に脅すとばかり思っていたからである。
京太郎は続けてこう言った。
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