過去ログ - 誠子「釣れないなぁ…」京太郎「お隣宜しいですか?」
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22:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/22(日) 19:15:10.81 ID:27cxWrl80
誠子「そうですかね」

京太郎「いや、実に見事ですよ。本当に、先生はこの道の逸材です。殺ると決めれば、すぐにでも殺ってのけるのですからね。一遍の無駄もない…」

しゅっ……

ぽしゃ……

誠子「見えるんですよ」

京太郎「見える?とは…」

誠子「ほら、麻雀で上がりまでの牌の路筋が判るだとか、カン材が見えてるだとかあるじゃないですか?」

京太郎「え、ええ…」

誠子「私にはね、殺したい相手をどうすれば一瞬で殺せるか、というのが少しの観察で見えてくるんですよ」

京太郎「はぁ…」

誠子「だからね、私はその見えたものを見えたままに行っているだけなんです。別に特別に考えたり工夫したりしてる訳じゃない、ただ、その感覚に従ってるだけです」

しゅっ…

京太郎「さいですか…」

須賀は、まさに天性の人だと思った。

亦野には、殺人という行為に於いて矜持があったのだ。

誠子「だからね、私には殺しってものが、何をするよりも簡単なことなんです」

亦野は竿を引き上げた。



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