過去ログ - 誠子「釣れないなぁ…」京太郎「お隣宜しいですか?」
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46:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/29(日) 20:35:10.60 ID:Yza3y4Nj0
京太郎「十四日には……ふふ、ホワイトデーは期待していますよ」

誠子「……」

最早引く事など出来ない。

亦野を呑み込んだ地獄の釜の蓋は、灼熱の炎天を仰ぎ、ぽかりとその釜口を開けている。

この身を骨まで煮尽くしてしまうまで、この業からは逃れる事は出来ないのだ。

それはもう、亦野一人の範疇に終えない深い深い業であった。

翌々日のバレンタインデー。

部活も終わり、一人じっと宮永照は部室で弘世菫を待ち続けた。

約束では、放課後部室で落ち合うつもりであった。

勿論、亦野はその事をこの間の会話より盗み聞いていたので、あえて弘世の所在を弘世のファンクラブにリークして、足を塞いでおいたのである。

夕暮れの射す部室に、影がもう一つ遣って来た。

亦野である。



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