過去ログ - カネキ「僕があの人で」トーカ「私がアイツ」
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◆eS0lqLorlA
2015/03/24(火) 18:02:24.15 ID:DM6fDIep0
カネキ「それでその時、僕は彼にこう言ってやったんだ。キミの鼻はマシンガンかっ、てね」
「アハハっ、何ですかそれー」「カネキ君おもしろーい」
僕は病室で二人の看護婦と話していた。一人は茶髪で肩ぐらいのショートカットの、見るからに快活そうな女性。もう一人は黒髪のポニーテールで優しそうな雰囲気を出している。
どちらも美人ではあるが、僕のAimer(愛)はただ一人の女性にだけ向いている。とはいえ、僕はレディーの相手をするのが楽しみなので、僕自慢の体験談を披露しているところだった。
???「やぁ、もうすっかり元気そうだね。カネキ君」
カネキ「Bonjour、Mr嘉納。もう体調は大分良くなりましたよ。しかし……」
嘉納「まだ味覚は戻らないかね」
Msリゼに襲われた(食事的に)あの日、僕は病院に搬送された。聞くところによると、搬送される時、僕とMsリゼの周りにはいくつもの鉄骨が落ちていて、僕は奇跡的に生きていたものの彼女はその鉄骨に……。
そして搬送された僕も内臓の一部が傷を負っていたものの、運良く提供者が見つかり九死に一生を得た、というわけだ。
嘉納「まぁ、大規模の手術の後の患者にはたまに見られる事だ。辛いかもしれないが、自分で食べることが早期改善に繋がると聞く。頑張りなさい」
カネキ「ええ。食事は最大の娯楽と言いますしね。そうだ、Mr嘉納、退院はいつ頃になりそうですか?ヒデ、友人に迷惑を掛け続けるのも悪いですし、直ぐにでも退院したいんですが」
嘉納「おぉ、その話をしに来たんだった。そうだね、3日後の検査で味覚の他に異常が見られなければ、退院してもいいよ」
カネキ「Youpi!それはよかった」
「えぇ〜、カネキ君出てっちゃうのー?」「ま、まだ味覚も戻ってないんだし、もう少しゆっくりしていけばいいんじゃないかしら?」
カネキ「ハハ、心配してくれてありがとう。でも、僕も大学生だからね。単位を取らないといけないし、友人も待っているからね」
僕必殺の爽やかスマイルをキメて歓声が上がった所で、今は終わりにしよう。
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