過去ログ - 京子「ねえ結衣ー。遺伝子を残せないのってちょっと悲しくない?」
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131: ◆IE4zSaOpSA[saga]
2015/03/27(金) 23:16:22.51 ID:lyJOEngf0

西垣「」ゴソゴソ

西垣「……よし、待たせた。準備完了だ。じゃあ私達も…」

西垣「……」

ちなつ「?」

西垣(……)

西垣(……しまった。無線機でも持たせるべきだったか。下界に携帯の電波が通ってるわけないじゃないか。今から調達している時間はない)

西垣「吉川。今すぐ歳納に電話をかけろ」

ちなつ「え、はい」ゴソゴソ…

西垣(こちらの作業が先に終わったら下界で歳納と落ち合うとは言ったが。連絡も取れずに探してたんでは入れ違いになってしまう。他にも言ってないことならまだあったというのに。…何をやってるんだ。何よりも大事なことだろうが)

ちなつ「むっ…通話中みたいです…」

西垣(……畳を閉じたらアウトだ)

西垣「私は部室に行ってくる。『ちょっと待て』とメッセージを送れ」

ちなつ「送りました」

西垣「…?」

西垣「……!!?」

西垣「…メールを打つスピードに自信はあるか」

ちなつ「はい。はんぱないです」

西垣「今から言うことを書いて送ってくれ」

西垣「こちらの作業が先に終わるようであれば階段の下まで行って待っている。もし遅くなるようであれば捜索を中断してでも、移動に時間がかかろうとも絶対に階段下に顔を出せ。一緒に探そう。絶対一人で意固地になるな」

西垣「それから言い忘れたが、骨の細胞だろうがなんだろうが問題ないからその点は心配するな。どの部位でも構わない」

西垣「それと、この際はっきり言うが、捜索のタイムリミットは22時30分としておく。言わずとも分かるだろうが工場までの移動時間も考えろ。それを過ぎたら何と言おうと諦めてもらう。どんな手段を使ってでも私が帰らせる。絶対だ。その時間にならずとも、体力の限界を感じたら諦めて早めに帰って来い。…ギリギリになってしまってすまなかった」

西垣「…私はお前達に大爆発してほしかったけど、たまには不発で終わったっていいんだ。本当のチャンスは来年だと思っておけ。…成功のイメージばかり与えてしまってすまなかった。死ぬほど抱きしめてやるから絶対帰って来い。休憩の時はこのメールをじっくり眺めろ。じゃあ行ってらっしゃい。……以上だ」

ちなつ「『私も抱きしめてやるから絶対帰って来い。お気を付けて。』送信完了です」

西垣「はんぱないな。まぎれもなく宇宙最速。特戦隊で奴のイスを奪ってやれ」

ちなつ「いいから行きましょう」


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