過去ログ - 京子「ねえ結衣ー。遺伝子を残せないのってちょっと悲しくない?」
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81: ◆IE4zSaOpSA[saga]
2015/03/25(水) 23:06:07.29 ID:UIrPVHSj0

京子「プリンうめぇ」パク

綾乃「…」

綾乃「ねえ歳納京子。これって、何かの気晴らしなの?」

京子「は?」

綾乃「あ、えっと……」

言い方が悪かった。こうじゃなくて…

綾乃「…ごめんなさい」

京子「いや謝られても……なんでそう思ったの?」

綾乃「だって歳納京子、最近何か悩んでたでしょ?上の空だったり、無理してたり」

京子「…」

綾乃「だから今日…」

京子「気晴らしのためだけに綾乃を連れ回したりしないよ」

綾乃「わ、私は…!……それでもいいのよ。何かあったら相談してって、言ったでしょ?」

京子「綾乃に慰めてもらわなきゃいけないほど京子ちゃんは弱くありません!」

綾乃「…そう…」

京子「まあ確かに悩んでることならあるんだけど、今日は綾乃と楽しく過ごしたいんだよ。その悩んでることとおんなじぐらい、綾乃のことだって大切だから」

綾乃「……ほんと?」

京子「うん!」

綾乃「…」

綾乃「…ありがと」ボソッ

歳納京子にとって私は大切なものの一つ

それを嬉しいと思う反面、悩みを打ち明けてくれないのはやっぱり悔しくて、「おんなじぐらい」という言葉はなぜだか少しだけ胸を衝いた

歳納京子は私を頼ってくれなくて、歳納京子にはたくさんの大切なものがあって…

私にはたぶん、二つの気持ちがあるんだ。歳納京子の役に立ちたい気持ちと、歳納京子の一番になりたい気持ち

そのどちらも叶えられないんだと思うと、大切だなんて言われても単純に喜ぶことはできなかった


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