過去ログ - 輝子「殺し屋さん」
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8:名無しNIPPER[saga]
2015/03/23(月) 16:20:02.90 ID:kIgC0qSs0

彼女の持つ鋏がどんどん近づいてきて、切っ先が私の胸に触れた
ズブズブとゆっくり体の中に入ってくる、柔らかく侵入してくる

怖い、怖くてたまらない
夢の中だ、だけど、それでも心臓の音がうるさい、身体中に響く低音を鳴らす

この音はなんだっけ、どこかで同じ音を聞いた

この音は……ああそうか、そうだな

心臓が止まる瞬間に私は今までずっと自分が笑っていたことに気付いた

彼を思い浮かべて口の中で「好き」と呟くと、もう何も怖くなかった


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