過去ログ - 樟葉「お兄ちゃんの部屋に妹物のえっちなゲームが落ちてた」
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名無しNIPPER
2015/03/23(月) 18:11:48.07 ID:Dmb0eSZC0
「・・・うぅ。」ドキドキ
静まり返る部屋で、わたしは今だ布団に包まって動きませんでした。
お兄ちゃんが部屋を出てからしばらく経っても、一向に体の熱は逃げません。
心臓は今だ激しく脈を打って、終には全身に力が入らなくなってしまいました。
かつてお兄ちゃんに対してドキドキしたことがあったでしょうか。
何故か、お兄ちゃんの前では言葉を発するのも難しくなってしまいました。
結局お兄ちゃんは勘違いしたまま出ていきましたし、もうぐちゃぐちゃです。
「もしかして、わたし・・・。」
いやいやいや、そんなことあるわけがないよ。
だってお兄ちゃんだよ?中二病だよ?ダークフレイムマスターだよ?
そりゃ確かにお兄ちゃんは優しくてちょっとカッコいいけど・・・。
別にそんな感情は・・・。
きっと一時の気の迷い。そう信じて布団から起き上がると、次第に心は平静を取り戻していきました。
バチン、と量の頬を叩いて気分スッキリ。
「よし、これならきっと大丈夫!」
時刻を見ると、もう六時半です。どうやら一時間近くも布団の中で悶えていたようです。
そろそろお兄ちゃんがご飯を作り終わっているころでしょう。
今だふらふらする体を働かせ、リビングへ向かいました。
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