過去ログ - 【ミリマスSS】歩「chocolate-brownie」
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10:名無しNIPPER
2015/03/25(水) 00:24:52.85 ID:zSAproLQ0



………星梨花のお母さんが戻ってくるまでの間が暇になってしまった。星梨花のお菓子作りの様子を見に行こうにも、そこまでの行き方が分からないしな〜。

どうにも落ち着かなくて周りをキョロキョロしていると、こちらをじっと見つめている、一匹の犬を見つけた。

歩「あれは…星梨花の愛犬かな?」

星梨花が犬を飼っているって話は聞いたことあるんだけど、名前が思い出せない。
何だったっけ?うーーーん……………………………………………ダメだ、さっぱりだ。

アタシが唸ってる間も、その犬はこちらを見続けている。何でだろう?外からのお客さんが珍しいとか?
そしたら、突然その犬はアタシの方に駆け寄ってきた。

いや、駆け寄って、というか…何か止まる気配無いんだけど!?

歩「ちょちょ、ちょっと、ストップ!犬、ストーーーーーーーーーップ!!!」

アタシの必死な制止の声にお構いなく、その犬はアタシに突撃してきた。


ドサッ


歩「あいたたたたた・・・」

   「ワン、ワン!!」

歩「全くもう……って、くすぐったい、くすぐったいから舐めないでよ!!」


どうすればいいかさっぱり分からなくて、アタシはその犬にされるがままになっていた。
こういう時ってどうすればいいんだろう?
人の家の犬だから、あんまり強く言うのもダメなような気がするしなー…。

どうしようもなくなっていた時、アタシに助けの手が差し伸べられた。


星梨花母「こら、ジュニオール!駄目でしょ、お客様に飛びついちゃ!」


さながら鶴の一声というべき何だろうか、犬…ジュニオールはすぐにアタシの上からどいてくれた。


歩「ありがとうございます。ふぅ、助かった…」

星梨花母「ごめんなさいね。でも、あれも悪気はないと思うから、許してあげてくれないかしら?」

歩「そんな、全然気にしてませんよ!!」

星梨花母「そう?優しいのね、歩ちゃんは♪」

歩「優しいだなんて…って、歩ちゃん!?」

星梨花母「あら、変だったかしら?」

歩「変じゃないんですけど…」

星梨花母「それじゃ、歩ちゃんで♪」


アタシも大分大人に近づいたかな〜って思ってたけど、このみさんやあずさといいこの人といい、
大人の人から見たらアタシもまだまだ子どもなのかな?

大人への道のりは長い………。


星梨花母「ほらほら歩ちゃん。星梨花のアルバム、持ってきたわよ♪」

歩「あ、ありがとうごz…」

星梨花母「ごめんね、中々探すのに手間取っちゃって…ちょっとしか持って来れなかった。」


ドサッ!!!


………ちょっと、か。広辞苑くらいの分厚さのアルバムがちょっと、ね…アハハ……アハハハハ…………



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