過去ログ - 俺ガイルSS雑談スレpart7【はまち】 -SS速報VIP

過去ログ - 俺ガイルSS雑談スレpart7【はまち】

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283:名無しNIPPER[sage]
2015/04/05(日) 14:12:22.86 ID:qLA4k1380
「こ・・・・・・か」

　女子トイレに入ろうとした時、男子トイレの方から声が聞こえた。隣の男子トイレは一部の単細胞男子生徒たちが喧嘩をして扉や便器を壊して使用禁止だ。だから普通は人は居ないはず。

　しかもここのトイレは部室と同じ特別棟にあり、使うとしたらこの校舎への教室へ移動する時ぐらいだし、部室も私たち奉仕部のみしかないため放課後はほぼ使われない。

　もっともそれが奉仕部の認知度を下げている要因なのだけれど。・・・・・・まぁ困っていないし、寧ろ最近は来ないでと思っている自分が・・・・・・。
　だ、駄目よ。あの時彼に言ったじゃない。世界を変えるって。しっかりしなさい。

「・れ・・・・・」

　また聞こえてきた。

「・・・！」

　さっきとは違う声が聞こえた。凄く不気味。恐らく二人以上はいる。男子トイレにいるのだから男のはず。

　普通は誰も使わないトイレ。そこで男が二人いる。会話の内容は分からないが怪しいのには変わりない。

　そこから考えを張り巡らせていく中、一つの仮説に辿り着いた。

　もしも学校に侵入した不審者がトイレで作戦を練っているのだとしたら。

　阻止できるのは私だけ。下手に動けば気づかれる。だから部室へ戻り、加勢を要請するのは無理。気づかれたとしても相手に逃げる隙を与えなければ大丈夫。

　第一、私には合気道がある。他の女子生徒ならともかく、私は闘える。この時点で逃げるという選択肢をわざわざ選ぶ必要はない。

　ならすることは決まったも同然。
　男子トイレにいる人たちの正体を確認次第、必要あらば撃退する。

　忍び足で女子トイレの入り口へ。男たちの声が大きくなってきた。

「こ・・・・んか」
「・ッ・」
　どうやらこちらに気付いていないようだ。何かに夢中なのだろうか。

　絶えず忍び足を続け、ようやく男子トイレの入り口に辿り着いた。

　そして恐る恐る中を覗いた。
　そこで起きていたのは。

厚木「いいじゃけえ、これがええんか」

用務員♂「アッ！　アッー！」

厚木「んっ！　んじゃけえっ！」お尻パシン

用務員♂「ッアッァッ！」

　・・・・・・私は再び女子トイレに入り。

「・・・・・・オエーッ！」

　胃の中のものを吐き出した。
ＥＮＤ♂
　ありがとう久しぶりに書けたよ。

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