24:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 00:31:18.49 ID:bP5oZOI8O
その夜。
コナン「ふう。ガキの身体で夜道は警察に見付かるとマズイから気を遣うぜ」
コナン「蘭にはまあテキトーに理由言って抜けて来たが......。まあ、アイツ浮かれてて大して気に留めて無かったな。何だか複雑だぜ」
25:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 00:58:08.63 ID:bP5oZOI8O
しばし後。
灰原「どうぞ。大したモノは無いけど。軽食でもつまんで」ｶﾁｬｯ
コナン「ああ、ワリーな。気を遣わなくても良かったのに」
26:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:05:14.91 ID:bP5oZOI8O
コナン「ど、どうしたんだよ？」
灰原「......こんな事、あなたに伝えたく無いのに」
コナン「......え？」
27:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:16:11.78 ID:bP5oZOI8O
コナン「......は？」
灰原「......」
コナン「な、に？何言ってんだよ？灰原......？だって、薬は完成したって......」
28:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:35:13.38 ID:bP5oZOI8O
灰原「......その事実を知って、悩んだわ。あなたにそれを告げるべきか。そして、薬を作るべきか」
灰原「でも、前に言った様に私には忌まわしい薬を作った責任がある。そして、あなたと約束した以上は解毒剤を作り上げる義務がある」
灰原「そして、作り上げる以上はどんな因果を含んでいてもあなたに伝える義務がある。でも、その決心をするのに時間がかかった。だから、今日までかかってしまった」
29:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 02:12:01.77 ID:bP5oZOI8O
コナン「......もし、薬を飲まずコナンのままでいたら俺は後どの位生きられる？普通に生きられるのか？」
灰原「......もし、薬を飲まずにいるなら当然飲む場合よりは長く生きられる。でも、今までのダメージは身体に蓄積されている」
灰原「どれ程保ったとしても、10年程......。誤差はあるけど、その位だと推測されるわ......」
30:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 02:21:47.32 ID:bP5oZOI8O
コナン「バ、バーロー！！何言ってんだよ？そんな、責任を感じてるなら気にする必要なんかねーんだよ！！勝手に俺が巻き込まれたんだ、オメーのせいじゃ」
灰原「責任感、じゃないわ。したいからするのよ」
コナン「？！な、何故？何で、俺にそこまで」
31:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 02:36:13.26 ID:bP5oZOI8O
灰原「......ねぇ、工藤君」ｷﾞｭｯ
コナン「な、お、おい」
灰原「あなたがどういう決断を下すか、それはあなたの自由よ。でも、あなたが許してくれるなら。私はあなたの側にいたい」
32:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 02:41:10.18 ID:bP5oZOI8O
灰原「......怒った？」
コナン「い、いや。その......。怒ったりなんかしないけど」
コナン「な、何て言って良いか」
33:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 02:48:21.06 ID:bP5oZOI8O
それから、しばらく後。
蘭「......はぁ。何だか気分が上がらないなあ」
蘭「コナン君はご両親の所に帰る事になって家からいなくなっちゃったし」
34:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 03:03:32.34 ID:bP5oZOI8O
蘭「うん！勿論！」
新一「そっか。なら今言うよ。俺さ」
蘭「うん......」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
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