過去ログ - 安部菜々、プリキュアになる。
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20: ◆2YxvakPABs[saga]
2015/03/26(木) 01:04:14.23 ID:avES/eip0
 杏の意識は目の前の敵より、飴に向いている。
 ふんすふんすと鼻を鳴らす杏は、いつもよりエンジンがかかっているようにも見えた。ギアが入ったようだ。

「ぼ、ボクもいますよ……カワイイボクは、ビームごときでは死にません……」

 満身創痍。まさにその言葉がぴったりな幸子は、ボロボロの衣装を身にまといながら菜々と杏の隣に並んだ。
 なんとか生きていたようだ。
 しかし、肌は黒いススだらけであり、髪もアフロだ。
 皆の視線が頭に集まっていることに気づいた幸子は、ぐしゃぐしゃーっと髪の毛を引っ掻き回す。するとどうだろう。髪はいつもの幸子ヘアーに戻った。
 だが戻ったのは髪だけで、それ以外がボロボロであるのには変わらない。
 一度もまともに交戦していないはずなのに、ここまでボロボロになれるのも凄い。

「行くぞっ!!!」

 敵のリーダーらしき人物が声を上げると、それぞれが狙ったターゲットへと突っ込んでいく。

「キュアウサミン。お前の相手はこのアナウンーサが相手だ」

 今しがた声を上げた敵が、菜々の目の前に来るやいなや、腕を組んでこちらを見下ろしていた。
 その視線から、キャスータよりもヤバイと本能で感じた。
 冷や汗が流れ落ちる。


「あなたの相手はこの私……世界で一番美しいレーポタよ」

「残念! 一番カワイイのはこのボクなんですよ!」

 敵に合わせるように堂々と胸を張る幸子。お互いがお互いを相容れない存在だと認識した時、にぃっと口角を釣り上げた。


「ちっ、俺はこの一番弱そうなのか」

 杏を相手に不満そうにするのはコーメンテタ。今の杏は課金アイテム:飴によってやる気ゲージを最高潮にまで上げている、言わば杏激情態だ。
 速やかに休憩するため、そして、早く飴を貰うために、杏は戦闘態勢へと移行した。



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