22: ◆2YxvakPABs[saga sage]
2015/03/26(木) 01:05:32.85 ID:avES/eip0
「あぁ! ボクのカワイイパンツが見えそうです!」
幸子は、スカートを抑えるが、抑え方がどう見ても甘い。見えるか見えないかのギリギリのラインを攻めていた。
「くっ、私の風の能力を利用してパンチラを演出するとは……やるな」
レーポタは「こいつ、出来る!」と言った表情でにやりと笑う。
「今度はボクの番です! 世界で一番美しいなら、攻撃を喰らった姿も美しいはずですよね!」
「無論だ、来い!」
幸子は、グラススリッパを取り出し、シンデレラ香炉に挿しこんだ。
『グラススリッパァ!! シンデレラ武装!』
「シンデレラチャカ」
パンパンッ!
「ぐあぁぁああ!!!」
まともに銃撃を喰らった敵は、地面に落ち、痛さでのた打ち回っていた。
幸子は、シンデレラチャカから漏れる煙に向かってふっと息を吹き付ける。
到底美しいとはかけ離れた敵の痴態に、幸子はにやりと笑った。
「全然美しくないですね! やっぱりボクが一番カワイイんですよ」
「あんなの美しく受けれるかぁ!!」
ある程度痛みが収まったのか、敵は勢い良く立ち上がった。
完全に怒っている。
「もう勝敗は決しました!」
再びシンデレラチャカを敵に向け、引き金を引く幸子。わりと容赦ない。
だが、弾はレーポタに当たることはない。
首を傾げて、もう一度撃つがやはり当たらない。
「今後お前が放つ全ての攻撃は、私の纏う風で防御される!」
よく見ると、彼女の周りを風が吹き荒れていた。どうやら、弾はその風に流されて目標から逸れたようだ。
「……し、仕方ないですね……今日のところは見逃してあげましょう」
「私が見逃すかぁ!!」
「ひぃぃ!!」
怒りに任せて飛びかかってくるレーポタ。幸子はそれを必死に避けた。
幸子の、捕まったらアウトのドキドキ鬼ごっこが始まった。
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