8: ◆2YxvakPABs[sage saga]
2015/03/26(木) 00:54:05.47 ID:avES/eip0
これで晴れて、3人の同意が得られたわけだ。
安部菜々、永遠の17歳。
双葉杏、17歳。
輿水幸子、14歳。
やたら平均年齢の高いプリキュアチームである。
プロデューサーの前に、全員が集合した。
「では、残りのお2人にもこれを」
そう言うと、プロデューサーは幸子と杏にあるものを渡す。これは、菜々に変身アイテムと言って渡したものだ。
改めて、手に持った菜々は、それを観察するように顔の前でクルクル回した。
「プロデューサー、これは? 変身アイテムっぽいのは分かるんですが」
幸子が皆の声を代表して尋ねる。
「これは、『シンデレラ香炉』といいます」
「香炉……あ、蓋あけると中に灰みたいなのが入ってますね」
「変身時にはその灰をかぶってもらいます」
「「「これかぶるのっ!!!!!????」」」
全員が声を揃える。
変身といえば、カード使ったりとか、呪文を唱えたりとか、香水を体に吹き付けたりとか、もっと可愛らしいものかと思っていた。
だが、現実はこれである。
プロデューサー曰く、魔法の灰らしく、これを被ることで変身出来るらしい。少量ではあまり効果がないらしく、結構どっさり被らねばならないようだ。
「かぶり方は……お任せいたします」
「ぼ、ボクにかかれば、灰を可愛く被るなんて朝飯前ですけどねっ」
強がる幸子も苦笑いだった。
「チーム名や、個人の名前はこちらで考えたのですが、皆さんの意見を伺ってもいいですか?」
「ちなみに、どんなのですか?」
菜々がプロデューサーに尋ねると、彼は一枚のプリントを渡してきた。
それを受け取った菜々は、そこに書かれている文字に目を通す。
『安部菜々:キュアセブン。決め台詞:魑魅魍魎跋扈するこの地獄変、ウサミン星人はここにいる。キュアセブン爆現!』
「746くらい数字が多いんですけどッッ!!!!!!???」
「気に入りませんか……」
「当たり前ですよ!!! まだ眼鏡でジュワッと変身の方が納得ですよ!!!」
菜々はそのプリントを地面に叩きつけた。
プロデューサーのアイディアに菜々の怒りは爆発だ。
ちなみに、幸子が杏に「眼鏡でジュワッと変身って?」と聞いており、また聞かれた杏も首をかしげていた。
菜々は、この会話が聞こえていたが、あえて聞こえていないふりをする。
若い子は知らないようだ。いや、菜々も若い杏と同い年ではあるが。
「無難にキュアウサミンとかがいいです」
「そうですか……ではそのように」
「それであの……プロデューサー」
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