過去ログ - 【Lv30】ぱらルカさんが くえルカさんになったようです前章【職業Lv10】
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108: ◆ldFfAbiRv2[saga]
2015/04/13(月) 12:36:30.26 ID:ueeYAoj10
会話が終わったその時、不意に海が荒れ狂い始めたのだ。

ルカ(お願いです。熾天使と大淫魔の戦いだけは起きないでください!)

人知れず僕は祈った。
その時―――一筋のつむじ風が船上を吹き飛ばした。

ルカ「うわっ・・・なんだ?」

その風が過ぎた後―――― 一人の美しい妖魔が立っていた!


アルマエルマが現れた!

ルカ「お前は――――」

四天王の一人、アルマエルマ―――

アルマエルマ「なるほど・・・あなたが、例の人間ね」
アルマエルマ「ふふっ・・・アリスフィーズ様が気に入られるだけあって・・・美味しそう・・・」

ぺろり・・・と、アルマエルマは舌なめずりをする。
そして、アリスの方に視線をやった。

アルマエルマ「アリスフィーズ様、魔物を傷つける勇者は、退治していいというご命令でしたが―――」

アルマエルマ「そのご命令、確かに遂行してよろしいのでしょうか?」

アリス「例外は無い。余はあくまで、この・・・人間・・・を観察しているだけだ」

遂に人間と発言するのを言いよどまれてしまった。

アルマエルマ「分かりました。そういうことよ・・・ルカちゃん」
アルマエルマ「この海域は、通してあげないわ」

ルカ「ならば押し通る!」

アルマエルマ「ふふっ・・・勇気溢れる、若い冒険者・・・いいわぁ」

アリス「アルマエルマ。1つ忠告しておく。こいつを舐めてかかると・・・痛い目を見るぞ」

アルマエルマ「は〜い・・・なら・・・尻尾だけで遊んであげる」
アルマエルマ「せいぜいもがき抜いて、私を愉しませてね・・・」

アルマエルマ「じゃぁ・・・行くわよぉ」

どうやらアルマエルマは完全に油断しているようだ。
ふと、アリスの方に目をやれば、呆れたようにため息をついている。
この溜息は僕に対してではなく―――アルマエルマに対するものだろう。



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