過去ログ - 【Lv30】ぱらルカさんが くえルカさんになったようです前章【職業Lv10】
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◆ldFfAbiRv2
[saga]
2015/05/10(日) 21:07:08.18 ID:OvM65S4N0
ルカ「相変わらず広いなぁ・・・」
アリス「本のある場所に心当たりはあるのか?」
ルカ「うん。どこにあるかも覚えているし―――」
僕は空いている手に、黒魔法で火をともす。
アリス「おい、何をする気だ!ここを火事にするつもりか!」
ルカ「そんな気はないよ。ただ―――魔よけとして、ね」
アリス「あ・・・」
アリスには思い当たる節があるようで、そのまま黙ってしまった。
ルカ「さて・・・」
僕はエンジェルハイロウではなく、カスタムソードを抜き、炎の魔力を宿す。
そして『4精霊信仰とその源流』がある書架へと足を踏み入れる。
そこには――――
65537ページが現れた!
65537ページ「魔王様の命により―――」
ルカは先手を取った!
僕は更にカスタムソードに炎の魔力を注ぎ込む。
カスタムソードは今や炎熱で赤く輝いていて、握っている僕が熱い位だ。
ルカ「そこを・・・どいてくれる?」
僕は自分でも素晴らしいと思うほどの笑顔を浮かべ、65537ページに話しかけた。
65537ページ「炎を消してくだされば喜んで」
僕は炎を消し、剣を氷の魔力でさました後、鞘に納める。
ルカ「これで・・・いいよね?」
65537ページ「本は此方です」
そういって65537ページは『4精霊信仰とその源流』を僕に渡した。
ルカ「うん。ありがとう」
僕は再び笑顔でお礼を言うと、書架から戻って、本を借りる手続きをして、地下図書館から立ち去った。
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