過去ログ - 【Lv30】ぱらルカさんが くえルカさんになったようです前章【職業Lv10】
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◆ldFfAbiRv2
[saga]
2015/05/12(火) 21:04:27.27 ID:/PvY6rRg0
ルカ「よし!お化け屋敷にいこう」
記憶では人々が囚われているはずだし、クロムの事も気になる。
アリス「・・・・・・」
アリスは何も言わず、非常に恨めしそうな視線で僕を睨むのだった。
ルカ「アリス、時には諦めも肝心だよ」
アリス「〜〜〜〜〜〜っ!」
アリスはぶんぶんと尻尾を振って攻撃してくる。
感情が乱れているうえに、弱弱しいから避けるのは非常に簡単だ。
僕はアリスの攻撃をいなしつつ、お化け屋敷へと向かった。
しばらく歩き、時刻は夜。
僕たちはお化け屋敷の前へと立っていた。
ルカ「向こうと一緒だな・・・」
アリスは今から聖水を浴び歩いている。
魔王が聖水を浴びるという光景は、非常に滑稽だった。
ふと見ると、二階の窓からクロムが此方を見下ろしていた。
ルカ(どうやらやってる事も同じみたいだね・・・)
ルカ「まぁ中に入ろうか」
僕は歩を進めるが、アリスは頑として動かない。
アリスにも来てもらった方がいいんだけど・・・
そこで僕は一計を案じた。
ルカ「うわぁあああああああっ!な、なんだあれ!向こうの世界にはあんなの無かった!」
アリス「ひぃっ!な、何を言い出すのだ!余には何も見えんぞ!」
ルカ「アリスには見えないの・・・?」
ルカ「こ、こんなところには居たくない!少しでも安全な所へ―――!」
そう言って僕は館へ向かって一目散に走っていく。
アリス「よ、余を置いていくな!馬鹿者!」
アリスも僕につられるようにして、館へと駆け込んだ。
ルカ(計画通り―――!)
当然真っ赤なウソである。
アリスが動かないので、押してダメなら引いてみただけだ。
迫真の演技も、向こうの世界で積んだ職業の賜物だ。
そのおかげでまんまと引っかかってくれた。
ルカ「ここまでくれば―――!」
僕はアリスが館に入るのを確認すると、扉を閉めた。
そしてへたり込むと、荒い息を吐いた。
アリス「ルカ・・・貴様には何が見えていたのだ?」
アリスは尻尾をぷるぷる震わせながら、僕にそう聞いた。
ルカ(ダメ出しにもう一言―――)
ルカ「アリス・・・世の中には見えないほうが幸せなこともあるんだよ」
僕は酷く憔悴したような顔で、アリスにそういう。
アリスは黙って聖水を浴び始めた。
ルカ「とりあえず・・・内装は向こうと同じ感じだから、進もうか・・・」
アリスは無言で聖水を浴びながらついて来た
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