過去ログ - 【Lv30】ぱらルカさんが くえルカさんになったようです前章【職業Lv10】
↓
1-
覧
板
20
197
:
◆ldFfAbiRv2
[saga]
2015/05/15(金) 22:23:31.30 ID:CSXxsTQa0
魔女狩りの村は、向こうと同じどころか更に活気のない、どんよりとした雰囲気の村。
ルカ「魔女狩りの村・・・」
向こうとでは情勢がほとんど異なる。周囲を警戒しながら僕は町中へと進んだ。
アリス「それで・・・どうするつもりだ」
ルカ「主犯たる領主を倒す。目星はついているから・・・」
アリス「権力に対して力で訴える。勇者らしくないな」
ルカ「それでも、この状況だけは打破しないといけないからね」
向こうでは発明した魔術を広めるか、抑えるかで戦争が起きていた。
その状況も危機的だったけど、今の状況はその数倍悪い。
そう話をしていると、いかにもガラの悪そうな兵士2人が、向こうから近づいてきた。
兵士A「そのこ旅人!少しばかり調べさせてもらう!」
兵士A「ヨソ者が、この村に何をしに来た!?」
兵士B「そこの女、その髪の色は何だ!?貴様、魔女の疑いがあるな・・・!」
2人の兵士は、まずアリスに狙いを付けたようだ。
兵士の1人が、ナイフのようなものを取り出す。
ルカ(あれは・・・)
商人の経験から、あれは刃を押し付けると刃そのものが引っ込むトリックアイテムの1つだ。
この道具を使って、刃物で刺したのに血が出ないというこじつけを作って、連行していたのだろう。
兵士A「まほじゃ、傷つけても血が出ないという」
兵士A「よってナイフを軽く手の甲に刺し、魔女かどうかを判別するのだ」
兵士A「当然のことながら、魔女でなければ血は出てくるはず・・・分かったな」
アリス「ああ、面白そうではないか」
アリスは素直にも手を差し出した。
あの顔は何かを企んでいる顔だ・・・
兵士の一人がアリスの細い手を掴み、その手の甲にナイフを軽く刺す。
アリス「痛・・・っ」
すると―――刺された部分から、血がぽたりぽたりと滴り始めたのだ。
本来血は流れるはずはないのに、出血する。
アリスらしい皮肉の利いた態度だ。
兵士A「えっ・・・」
兵士B「そんな・・・馬鹿な・・・!」
兵士B「お前・・・ほ、ほんもの・・・」
兵士2人はわなわなと震えはじめ――――そしてナイフを放り出して逃げ去ってしまった。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
221Res/233.59 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 【Lv30】ぱらルカさんが くえルカさんになったようです前章【職業Lv10】 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1427459191/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice