過去ログ - 【Lv30】ぱらルカさんが くえルカさんになったようです前章【職業Lv10】
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198: ◆ldFfAbiRv2[saga]
2015/05/15(金) 22:24:35.48 ID:CSXxsTQa0
アリス「ふん・・・少し驚かせてやっただけで逃げおって」
アリス「兵士どもは、領主の権力を笠に着てやりたい放題のようだな」

ルカ「これで倒さない理由が尚更なくなったな」
ルカ「でも一応情報収集はしておかないと・・・」

そう思い町の人達に情報収集をしてみるが、よそ者とは話せない。の一点張り。
挙句協会は資金が流れてくる関係で、腐敗していると来た。

その中で唯一と言っていいほど得られた情報。それが―――

老人「この村は、昔から魔術師や知識人を排除してきたのじゃ」
老人「しかし、リリィ様が領主になってからは、明らかに度を超えて、狂気さえ感じるほどに魔女狩りが激しくなった」

というものだった。

ルカ(おかしい。確かリリィは―――)

向こうの世界の事情を思い出す。

確か向こうは女性が酷い差別を受けていて、その中でリリィは魔術を開発。
リリィが領主を殺すことにより、魔女狩りは収まった。

だが、その魔術を広めるか否かで意見が二つに分かれ、戦争状態になった。

というものだったはず・・・
つまり、この状況の村はリリィがその領主の状態そのものということだ。

ルカ(結構事情が変わってる・・・)
ルカ(でも、向こうと違って明確な敵でいてくれるおかげで、気兼ねなく倒すことが出来る!)

向こうはどちらの言い分も半ば間違っていなかったからこそ迷ったが――――
こっちはそんなことは起きなさそうだ。

ルカ「よし。領主の館に乗り込むか」

閑散とした村に建つ、ひときわ豪華な館。
そこが領主の住処という事は、誰が見ても一目でわかる。

アリス「余は適当に待っているぞ。人間同士の問題だしな・・・」

ルカ「うん。作り置きしておいた料理でも食べて待っててよ。すぐに片付ける」

そう言って僕は領主の館へと乗り込んだ。


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