過去ログ - 【Lv30】ぱらルカさんが くえルカさんになったようです前章【職業Lv10】
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◆ldFfAbiRv2
[saga]
2015/03/27(金) 21:28:14.87 ID:LwxqU5TV0
ルカ「ふぅ・・・」
今日もタルタロスの東にできた管理者の塔の跡地でモンスターを倒し、仲間の職業Lvや種族Lvが10になったらイリアス神殿で転職して自宅に戻って眠る日々。
ルーチンワークのような感覚が否めないけど、進展が無い以上出来ることは仲間を強くするとこだけ。
ルカ「明日に備えよう・・・」
そう言って僕は慣れ親しんだベッドに潜った。
????「ルカ・・・勇者ルカ・・・」
・・・・・・どこからか僕を呼ぶ声が聞こえる。
僕の目の前に現れたのは―――
イリアス様であった。
イリアス「勇者ルカよ・・・私の声が聞こえますか?」
ルカ「聞こえています。イリアス様―――」
その時僕は1つの違和感を覚えた。
イリアス様は大異変以降一切姿を見せない。それどころか声さえ聞いたものはいない。
更にちいさいイリアス様が僕たちとは別行動で冒険しているはずだ。
僕の疑問をよそにイリアス様は話を続ける。
イリアス「私は、この世界を創世しました―――」
イリアス様の話す内容は僕の頭の中に届いていない。
得体のしれない違和感ですでにいっぱいだった。
「ときにルカ・・・あなたは、とうとう「旅立ちの年齢」となりますね」
イリアス様のその一言で更に違和感が加速した。
「旅立ちの年齢」それに伴う洗礼は1ヶ月以上前のはず。
ルカ「はい・・・・・・その日を待っていました!」
話の腰を折ってはいけないと僕はありきたりな言葉を返す。
イリアス「私はこれまで、何人もの少年に洗礼を―――」
その話で僕の違和感は確定的な物になった。
イリアス様は30年前の大異変以降一切姿を見せない。
その為今となっては洗礼も儀式的なものに過ぎないはずなのだ。
イリアス「行きなさい、ルカ。私は、いつでもあなたのことを見守っています―――」
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