過去ログ - 【Lv30】ぱらルカさんが くえルカさんになったようです前章【職業Lv10】
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206: ◆ldFfAbiRv2[saga]
2015/05/16(土) 20:06:49.68 ID:hnlRXyD70
僕たちはサバサで再び補給を終えた後、ノームへと会いに行くことにした。

アリス「ふむ、いよいよノームの元へと行くのか。ノームの力を得ればこんな暑い地域にとどまる理由はない」
アリス「やり残したことは無いな?」

ルカ「ないよ。サファル遺跡へ行こう!」

僕たちは来たのサファル遺跡へと向かったのだった。

ルカ「随分と砂漠化が進行してるなぁ・・・」

見たところは一面の砂漠。でも目を凝らせばあちこちの砂の間から柱の残骸がのぞいていた。
向こうとの差異は砂漠化が思いっきり進行していたくらいか。

アリス「ノームの居場所に目星はついているのか?」

ルカ「う〜ん・・・ここまで進行していると目安となる目印もないし・・・」
ルカ「土人形を見つけて、その後を追ってみるよ」

アリス「随分と面倒だな・・・余はそこらへんで休んでいるぞ」

そういうとアリスはどこぞに消えてしまった。
そして僕は、砂漠での行動では下策ではあるが、当てもなく周囲をうろつくことにしたのである。

ルカ「おーい、ノームー!いるんなら、出てきてくれよー!」

そう叫びながら、周囲を練り歩いていると―――
人形のようなものが、ちょこちょこっと横切った気がした!

ルカ(見つけた!)

砂漠の中を叫びながら移動するのは下策中の下策。喉の渇きが進むので、なるべく早めに終わらせたかった。
そんななかで比較的早く土人形が見つかったのは僥倖と言うしかない。

ルカ(あれを追っていけば―――)

そう踏み出した時、流砂に足を取られ、真ん中へと引きずり込まれる。

そしてその中央にアリジゴク娘が姿を現すが――――

ルカ「邪魔だよ」

僕はエンジェルハイロウをその顔面に容赦なく突きおろして封印すると、流砂から抜け出て泥人形の後を追った。

暫く泥人形を追いかけると、ノームが泥人形を抱えて立っていた。

ルカ「ノーム・・・だよね?」

ノーム「・・・・・・」

僕がそう呼びかけると、ノームはこくりと頷いた。

ルカ「君の力を貸してほしんだけど・・・」

僕がそう言った時だった。

シルフ「わーい、ノームちゃんだー!」

唐突に、僕の中にいるシルフが姿を現した。
こういう形で現れるのは初めてなので、新鮮な気分だ。

ノーム「・・・・・・」

シルフ「ねぇ、ノームちゃん。この人間に憑りついて、いっしょにあそぼーよー♪」

ノーム「・・・・・・」

シルフ「・・・そうなの。そうだね、ノームちゃんはルカと会ったばっかりだもんね」

ノームは基本的に喋らない。その通訳が出来るのはシルフくらいなので、説明を求めてシルフの視線をやる。

シルフ「力を貸してほしかったら、その前に力を示せだって」

ルカ「なるほど・・・分かった」

僕はそう言うと二刀流スタイルになる。
向こうと同じならばそれなりの強敵。気は抜けない!

ノームの周りに、何体もの泥人形が現れる。相変わらず魔力は凄まじい。



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