過去ログ - 【Lv30】ぱらルカさんが くえルカさんになったようです前章【職業Lv10】
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◆ldFfAbiRv2
[saga]
2015/05/16(土) 20:14:11.22 ID:hnlRXyD70
アリス「説明してもらうぞ・・・」
ルカ「うん・・・」
ソニア「どういうこと?」
プロメスティン「興味深いですね・・・」
ポケット魔王城会議室。
そこには僕とアリス、ソニア、そしてプロメスティンが座っている。
プロメスティン「要点を整理しましょう」
プロメスティン「ルカさんは夢の中で、異世界の自分と入れ替わる夢を見たのですね?」
ルカ「うん・・・」
プロメスティン「それだけなら問題ではありません。問題はその内容」
プロメスティンは僕の話したことを要領よく話していく。
大異変が無かったこと
アリスの事
エンジェルハイロウの事
ソニアの事
などなど、タルタロスを介して異世界に移動しなければ起きえない僕の体験を並べていく。
プロメスティン「・・・という様に、ルカさんが体験したことは、別の世界のルカさんと入れ替わらなければ起きえない事です」
アリス「余も半身半疑だったが、エンジェルハイロウの事を使っていたかのように詳しく語られたからな・・・」
ソニア「つまり・・・ルカは昨日一晩で別世界のルカに成り代わって、冒険をしていたって事?」
プロメスティン「俄かには信じがたいですが・・・」
アリス「さらに言えば、ルカの体験してきたことは、あのウサギや17世、ネロの言っていたことと酷似している」
アリス「ソニアが居なく、イリアスベルクでグランベリア、海神の鈴の時の7尾、その後のたまもの言動、サバサ王の件などなど・・・」
アリス「無関係とはいい難いな」
ソニア「それで・・・ルカは一旦こっちに戻って、向こうの世界の自分の事を調べて、自分のベッドで寝たんだよね」
ルカ「うん・・・そしたら、こっちのアリスにたたき起こされた」
その場に沈黙が降りる。
完全に無関係とはいい難い。でも検証する手段が全くないのだ。
プロメスティン「どのような条件でそのようなことが起き、ルカさんの体験した世界は一体何なのかを確かめる術もありませんが・・・」
プロメスティン「1つだけ言えることはあります」
アリス「ほぅ」
プロメスティン「ルカさんは、自分の部屋のベッドで 就寝したら、入れ替わったという事です」
プロメスティン「もう1つは言えそうなのですが・・・確定に足る材料が無いので言えませんが」
ソニア「つまり、ルカは今後この家の自分のベッドで寝たら、異世界に飛ばされるってこと?」
プロメスティン「必ず起きるわけではありませんが、その可能性がある とだけは言えます」
さっき僕はその信憑性を確かめるために、もう一度自分のベッドで魔法をかけられて眠ってみた。
でも向こうに移動することは無かった。
ルカ「それで・・・今後はどうしようか」
かなり煮詰まったので、今後の事について話題を変えてみる。
アリス「そうだな・・・ウサギの言っていることと、体験したことが似ている以上、寝ぼけているでは済まされないな」
プロメスティン「今後も洞窟が通れるようになるまでは、管理者の塔で鍛錬なので、その間はここを拠点としましょう」
プロメスティン「そして、仮にルカさんが再び移動して帰ってきたら、起きたことを事細かに聞いてみましょう」
ソニア「それが一番よさそうね・・・」
アリス「よし!これで方針は纏まったな。今後は拠点をここにしつつ、何かあれば報告を受ける」
ルカ「それじゃぁ遅くなったけど、管理者の塔に向かおうか」
ソニア「そうね!」
こうして僕は、こちらの世界の何時もの日常に帰って来た。
僕が体験してきたことは一体何なのか。いつか分かると信じて、今できることを始めたのだ。
それが世界の真実に繋がると信じて!
僕たちの戦いはこれからだ!
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