過去ログ - 【Lv30】ぱらルカさんが くえルカさんになったようです前章【職業Lv10】
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3: ◆ldFfAbiRv2[saga]
2015/03/27(金) 21:31:15.51 ID:LwxqU5TV0
柔らかな朝の日差しを浴びながら、僕は目覚めた。

ルカ「とりあえず皆のところに行かないと・・・」
そう言って階段を下り、皆のところへと向かう。

ルカ「え・・・」

そこに皆の姿は無かった。
部屋を確認するがベッドのシーツは未使用と思えるような状態だった。

ルカ(まさか寝過ごした―――)
それはない。瞬時に自分自身で否定する。もしそうなのであれば・・・

アリス「いつまで寝ているつもりだ!ドアホめ!」

とアリスが怒鳴りながら部屋に乗り込んでくるはずだ。

ルカ(まさか・・・)
違和感から嫌な予感へと変わった感じを受け、僕は自分と仲間の荷物と装備を見に行く。

そこには何もなかった。
正確には「自分が旅立つ時に用意していたもの」だけであった。
仲間の荷物も、昨日まで自分自身が身に着けていた装備も。
背負っていたリュックは、昨日までとは違い物がほとんど入っていないように見える。

自分の足がガタガタと震えはじめる。
まさか自分は突如発生したタルタロスに――――
そう思った矢先

「た、た、大変だー!」

外から男の叫び声が聞こえてきた。
声からしてきこりのハンスさんらしい。

ルカ(おかしい)
記憶と照らし合わせる。
確かあの時攫われたのはハンスさん自身のはずじゃぁ―――

「近くの森に、魔物が出たぞぉ!」

ルカ(近くの森に、魔物・・・)
イリアスヴィルではスライム娘が商売をしているはずだし、住民の皆も見慣れている。
しかもこの辺の魔物は皆弱いはず。魔物が出ただけでここまでの騒ぎになるということは・・・

ルカ(ここは僕の知っているイリアスヴィルじゃない。別の世界のイリアスヴィルだ・・・)
タルタロスを3つ巡ってきた経験がその結論を導き出した。

平和な村はたちまちパニックに陥った。


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