過去ログ - 【Lv30】ぱらルカさんが くえルカさんになったようです前章【職業Lv10】
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38: ◆ldFfAbiRv2[saga]
2015/03/29(日) 23:36:18.78 ID:uGGkxVkJ0
ルカ「ごちそうさま〜!」

アリス「美味い・・・トリプルコックの経験、嘘ではないと信じよう。魔王城の総料理長にならんか・・・?」

アリスは幸せそうにとろけた笑みを浮かべている。

今日の夕食は、パン・卵焼き、野草のサラダとスープ、木苺。
アリスの賞賛は結構嬉しかったりする。

アリス「これで剣戟も中々と来た・・・一人で旅をするには十分過ぎる性能だな」

アリス「そうだな・・・・・・余が少しばかり剣技を教えてやる」
アリス「攻め手が多いに越したことは無いはずだ」

ルカ「ありがとう。アリス」

こうして――――
就寝前の数時間、少しばかり剣の特訓を行う事になったのである。

ルカ「教えてくれる技は何?」

アリス「そうだな・・・小さい体格を生かし、敵の懐に潜り込んで喉元を掻き切る秘儀」
アリス「魔剣・首狩り」
アリス「ダークエルフの妖剣士ザックスは、その技で人間百人の首を繰り落としたという話だ」

ルカ「魔剣・首狩り―――」

その技名がまるで欠けたピースを埋め合わせるような感覚を僕に与えた。

ルカ「確か・・・」

アリス「ほぅ。聞いた技名と逸話、概要で技をイメージするか・・・・・・どれ・・・・・・」

ルカは魔剣・首狩りを放った!

アリス「・・・・・・・・・・・・」

ルカ「そうだ。魔剣・首狩りだ。思い出した」

ルカは魔剣・首狩りを思い出した!

アリス「おかしい・・・・・・この剣技を聞いただけで完璧に繰り出すなど・・・・・」

ルカ「違うよ。聞いただけじゃない。しっかりと教わったよ」

アリス「誰にだ?あの辺鄙な村にこの剣技を知る者など―――」

ルカ「アリス自身に」

アリス「・・・・・・並行世界の余が教えた。ということか」

ルカ「確かこの当たりで野営をしていた時に教えてもらったんだ・・・」

アリス「なら何故あのナメクジ娘に使わなかった?二刀十字斬などオーバーキルもいい所・・・」

ルカ「使いたくとも使えなかったんだよ。スライム娘に使おうとしたら・・・体の動かし方どころか技名まで忘れてたんだ」
ルカ「恐らく並行世界の僕と入れ替わったか成り代わった影響だとは思うけど・・・・・・」

アリス「平行世界のことについては分からん。だが・・・貴様の記憶で余から教わった技は全て使えないのかもしれないな」

ルカ「そうかもね・・・・・」

こうして得るものも多く、本日の訓練はあっという間に終わったのだった。


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