過去ログ - 【Lv30】ぱらルカさんが くえルカさんになったようです前章【職業Lv10】
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◆ldFfAbiRv2
[saga]
2015/03/29(日) 23:38:02.44 ID:uGGkxVkJ0
アリス「・・・・・・ところで、父親はどうしたのだ?まだ健在なのか?」
暫くするとアリスの方から話しかけてきた。
ルカ「この世界の父さんについては・・・よく分からない。日記にも書かれてなかったし」
ルカ「でも向こうの世界の父さんは健在だよ!今もどこかの並行世界で闘ってる。自慢の父さんだよ」
アリス「ふっ、分かったぞ。貴様の妙な使命感は、父親の背を追ってのものだ」
ルカ「そうだけど・・・でも、もうそれだけじゃない」
ルカ「・・・・・・託されたものが色々あるからね」
ルカ「それより、アリスはどうなの?何で旅に同行してるのかなって・・・」
アリス「向こうの余はどうだったのだ?」
ルカ「白い兎に体を縮められて、その兎を倒して元の姿に戻る」
ルカ「っていうのが当初の目的だったね」
でも最近は3人の魔王の問題をどうにかするっていうのが加わったけど。
アリス「そうか・・・余は、少々ながら世の中というものが見たくなってな」
ルカ「魔物排斥の強いこの世界じゃぁ、魔王は気楽に世界も見れないってわけか・・・」
アリス「うむ。レミナの事件以降、魔族と人間の対立は決定的なものになったからな」
ルカ(レミナ―――)
最初に入ったタルタロスの奥にあった町。30年前にタルタロスに飲み込まれて消滅した町―――
どうやらこの世界でもレミナが何らかのカギを握っているようだ。
ルカ(でも―――)
レミナで何があったのかを聞きたかったけど、その言葉を飲み込んだ。
ただでさえ並行世界の情報で混乱しかけているアリスを、これ以上混乱させたくなかった。
アリス「とりあえず貴様の目的は、冒険をしつつ元の世界に変える方法を探す。ということか」
ルカ「それもあるけど・・・この世界は魔物に対して厳しすぎる」
ルカ「向こうの世界でみんな仲良く暮すことが出来たんだから、この世界で出来ないはずはないよ」
ルカ「だから、僕は魔物と人間の共存の為にもこの世界で闘おうと思ってるよ」
僕は決意を込めてそうアリスに告げた。
アリス「現実が見えていない薄甘い理想論―――」
アリス「そう断じたいが、貴様はその理想の世界から来たのだったな」
アリスはそう呟くと黙ってしまった。
暫くの間沈黙が流れるけど、それは悪い意味での沈黙ではないと感じた。
でもこのままだと明日に支障が出るし、僕は―――
ルカ「ともかく・・・・・そろそろ寝よう。明日に備えなきゃ」
アリス「ああ・・・・・」
こうして僕たちは眠りに落ちていくのであった。
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