過去ログ - 【Lv30】ぱらルカさんが くえルカさんになったようです前章【職業Lv10】
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◆ldFfAbiRv2
[saga]
2015/03/27(金) 21:35:50.61 ID:LwxqU5TV0
ルカ「ここはイリアスヴィルの近くだけど・・・」
アリス「そんなところまで飛ばされたのか。あの女、なんという馬鹿力だ・・・」
アリス「・・・・・・で、貴様は何者なのだ?」
ルカ(ここは【この世界】のルカとして振る舞った方がいいかもしれない)
今の自分の職業はバトルマスター。しかしそういえば何が起きるか予測がつかない。
ならばここは波風立たない回答をした方がういいだろう。
ルカ「勇者見習いのルカだけど・・・・・」
ルカ「この近くの、イリアスヴィル出身の・・・・・・」
アリス「勇者見習い・・・・・・ということは、洗礼を受けていない身か」
アリス「道理で、美味しそうな匂いがぷんぷんするわけだ・・・・・・」
じゅるり・・・・・・と、アリスは舌なめずりをした。
ルカ(アリスの事も放置は出来ないけど・・・今は!)
何のために急いだのかを思い出す。
アリスの方に怪我はない。問題なさそうだ。
ルカ「とりあえず僕は戻るよ。正午に洗礼があるし」
ルカ「じゃぁ僕はこれで―――」
アリス「・・・・・・待て」
アリスの下半身の大蛇の尻尾が僕の胴に巻きつこうとする。
だが殺意も無ければ勢いもない。避けるのは容易かった。
ルカ「何・・・?」
僕は振り返りつつアリスに尋ねる。
アリス「なるほど、事情は分かった」
アリス「今日はイリアスの降臨日、洗礼を受けようとしていたわけか」
ルカ「・・・・・・その通りだよ」
少しの間僕は答えに言いよどんだ。
実際勇者に転職したし、職業レベルも10になった。
でもその洗礼はイリアス様がやったのではなく――――
アリス「イリアスの洗礼など受けるな、くだらん」
ルカ「・・・・・・なんだっていいよ。とにかく、僕は村に戻るよ」
アリスに背を向けて立ち去ろうとする。
いくら事情を知らないアリスだとしても・・・
アリス「・・・・・・なぜ、気を失っていた余に止めを刺そうとしなかった?」
アリス「人間が世を討つ、千載一遇の好機だったはず。仮にも―――」
ルカ「君が魔王アリスフィーズ16世だっていうのは知ってるよ」
ルカ「でも・・・悪い奴じゃないし、仲間を殺そうとは思わないよ」
あまりにも時間が惜しく、僕はそう告げると全速力でアリスを置き去りにして走り去った。
アリス「あ、おい!待て!話は―――」
アリス「行ってしまった・・・」
アリス「だがなぜ辺境の勇者見習いが、余が魔王だと知っている?」
アリス「それに仲間・・・?」
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